スマートフォンの普及に伴い、日常生活の中でSNSに触れる時間は長くなり、情報収集の起点もテレビからSNSへと移行が進む現代。かつて憧れの象徴といえばテレビや映画で活躍する芸能人であったが、デジタルネイティブ世代にとっては、画面越しに日々目にするインフルエンサーの存在感が急速に増している。そんなインフルエンサーに対する若者の意識について、ワカモノリサーチが全国の14歳から20歳の男女を対象に調査を実施、その結果を公開した。
それによると、まず「芸能人とインフルエンサー、どちらに影響されていますか?」という問いに対し、「芸能人」の26.1%を大きく引き離し、「インフルエンサー」が73.9%に達する結果となった。芸能人を選んだ層からは「格が違う」「知名度があるので信頼性がある」といった安心感や別格感を挙げる声が集まる一方、7割超の多数派となったインフルエンサー派からは、テレビよりもスマートフォンでSNSを見る時間が長いという生活様式の変化に加え、「年齢が近く真似しやすい」「コスメや服のレビューがわかりやすい」といった身近さや親近感を理由に挙げる声が目立つ。遠くから眺める手の届かない憧れよりも、自分と同じ目線でリアルタイムに役立つ情報を発信してくれる存在が、若者の行動選択に強い影響を与えているようだ。

では、若者たちはインフルエンサーをどのような存在として捉えているのか。「インフルエンサーは職業として成り立っていると思いますか?」という問いに対し、「思う」が85.5%を占めた。広告収益や企業案件で生計を立てている実績に加え、動画や写真の企画・編集といった見えない努力、さらには世の中に共感やワクワクを与える価値を認め、一つの確固たる職業として受け止めている様子がうかがえる。一方、「思わない」とした14.5%からは、人気の浮き沈みの激しさや将来の不安定さ、定年まで続けられるのかといったシビアな指摘もあり、華やかさの裏にあるリスクを冷静に見極めている人たちもいた。




