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2015.12.30 07:50

2015年ホリデーシーズン向きのスピリッツを紹介:レアなウィスキーとシャンパン

Jag_cz / Shutterstock

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琥珀色をした逸品
新発売の高級ウィスキーで至福のときを。
最高に洗練されたウィスキーを望む愛飲者が増えるなか、ウィスキーメーカーは高級路線に沿った製品を新たに世に出すためのウィスキーづくりに余念がない。こうしたメーカーの努力の結晶が今秋までに新製品として矢継ぎ早に発売された。どれも魅力的かつ意欲的な製品ばかりである。デビューしたばかりのこれらのウィスキーの中には、将来的に市場を賑わす優れ物もあると思うが、いずれのウィスキーも親しい人、大切な人への贈答品として喜んでもらえる逸品である。

Redemption Rye, 8-Year-Old, Batch #1 ($90/10,935円)
リミテッド・エディションとして発売されたこのライ麦ウィスキーは、セラーに置かれている状態からたった今取り出したような感じがする。このウィスキーは正に匠の技が生んだ作品だ。それもそのはず、アメリカにあるこのメーカーは少量生産で有名で、製法は樽詰め、チャコール・フィルター、ウッドチップ、ボトリングと至ってシンプル。今回のバージョンのアルコール度は121.5プルーフ。そのため、水割りにした方がよいだろう。

The Macallan Edition No. 1 Scotch ($90/10,935円)
Macallan がファイン・スコッチの多様性を世に知らしめるためにリリースしたアニュアル・シリーズで、その先がけとなるのがこのウィスキーだ。発売以来、価格はうなぎ登りに上がっている。今回のファースト・エディションはハイランドのウィスキーでアルコール度は96プルーフ。8 種類のオーク樽で熟成されたが、年数は未発表となっている。

William Grant Ghosted Reserve 26-Year-Old Scotch ($400/48,600円)
グラント・マスターブレンダーであるブライアン・キンズマンが2つの閉鎖(ゴースト)蒸留所、レディバーンとインバーレブンの古いモルトを使ってブレンドし、一度限りのボトリングでこのレアで高級なウィスキーを作り上げた。ゆっくり、少しずつ味わいたいと思ったら、迷わずこのウィスキーを選ぶのがよいだろう。

響 Japanese Harmony ($65/7,897円)
写真は最初のページ冒頭を参照:日本のウィスキーファンを唸らせたこのウィスキーは、奥深く、まろやかな味わいが特長。常にハードルを高く設定してそれを乗り越えようとするサントリーが、5種類の樽に10種類の原酒を調和よくブレンド、熟成させて作り上げたのがこのウィスキーである。

Angel’s Envy Cask Strength Bourbon 2015 ($170/20,655円)
カルト的人気を誇るウィスキーの最新バージョンで、アメリカ・オークの樽に最高7年間の熟成。最後はポート樽で熟成させており、アルコール度は128プルーフもあるという。正にフルスロットルで突っ走り、天にも登るような気分にさせるウィスキーだ。

至高のシャンパン
至高のシャンパンの紹介 - ビンテージ・シャンパン
市場規模が50億ドル(6,075億円)と勢いづいているシャンパン業界。なかでも高級なプレステージ・シャンパンが群を抜いている。ワイン好きの英国作家オスカー・ワイルドのように最高のもので至福の時を過ごしたいのなら、これらのビンテージ・シャンパンを試してはいかがだろうか。これらのシャンパンは一晩もたないとしても、残ったシャンパンはプレミアム価格がつくことがあり、実際、ビンテージ・シャンパンはロンドンのLiv-ex 取引所では注目を集めている。また、世界中のオークションでも高価格で取引されている。9月に行われたサザビーのオークションでは、Krug 1915年(通常はシャンパンハウスのセラーで飲むのがよい)が話題となり、世界各国から買い求める人が集まり競売をした結果、116,000ドル(1,409万円)で落札したそうだ。
プレミアム価格がつくまで、あと100年も待てないという人は、十分熟成しているこれらのシャンパンを味わえばプレミアムな気分になれるだろう。

Louis Roederer, Cristal 2006 ($230/27,945円)
セレブな人であれば、このシャンパンをお互いに頭にかけあうかもしれないが、このシャンパンは飲むだけで幸福に浸ることができる。トップクラスのビンテージとして、オークションで高値を続けるこのシャンパンの1982年物は現在、1本750ドルの値がついている。

Black Ball Champagne 2007 ($150/18,225円)
家族経営で知られるシャンパーニュ・ティエノーの製品で、ヴァラエタルワインの中心地で作られたスペシャルなシャルドネ・シャンパンとしてデビューしたのがこのシャンペン。売上の一部がAIDSにかかった子どもたちを救う組織「Keep a Child Alive」に寄付されることになっている。

Krug Clos d’Ambonnay 1996 ($2,195/266,692円)
このシャンパンは本当に究極のシャンパンと言えよう。大絶賛を浴びた1982年ビンテージの3度目のリリースとなるPlénitude 3は、フランス・エペルネーのセラーで20年以上熟成され、中世の雰囲気を味わえるシャンパンとなっている。

Pol Roger 2002, Cuvee Sir Winston Churchill ($260/31,590円)
民間企業Grandes Marques最後の製品の1つであるPol Roger は、「ブリティッシュ・テイスト(イギリスの味)」と呼ばれる奥深い味わいのシャンパンづくりで有名である。元英国首相ウィンストン・チャーチルお好みのシャンパンであったことがうなずける。ビンテージ2002年物は、出荷される前は11年間セラーで熟成されたそうだ。

編集 = Forbes JAPAN 編集部

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