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2026.10.21 07:00

2026年版「世界で最も稼ぐサッカー選手」トップ10、メッシが新記録樹立もロナウドには及ばず

ポルトガルのクリスティアーノ・ロナウド(左)とアルゼンチンのリオネル・メッシ。2026年FIFAワールドカップの公式ポートレート撮影より(Pat Elmont and Karl Bridgeman - FIFA/FIFA via Getty Image)

ポルトガルのクリスティアーノ・ロナウド(左)とアルゼンチンのリオネル・メッシ。2026年FIFAワールドカップの公式ポートレート撮影より(Pat Elmont and Karl Bridgeman - FIFA/FIFA via Getty Image)

2026年夏は、サッカー界でちょっとした世代交代が起きた。その象徴がスペイン代表のラミン・ヤマルだ。19歳でW杯トロフィーを掲げた彼が決勝戦で対決した相手はアルゼンチンのレジェンド、リオネル・メッシだった。この2人には、2007年にまだ赤ん坊だったヤマルをメッシが沐浴させていたという不思議な縁がある。その写真は今年、W杯北中米大会の熱狂とともにインターネット上で話題を呼んだ。

W杯での活躍でスターの地位を確立したヤマルだが、彼をはじめとするサッカー界の新世代が収入面でメッシやそのライバルであるポルトガルのクリスティアーノ・ロナウドとの格差を埋めるには、まだ長い道のりがある。メッシとロナウドは、スポーツ史上屈指の「稼ぎ手」である。

ロナウドとメッシ、4シーズン連続で「世界で最も稼ぐサッカー選手」のトップ2を独占

フォーブスの推計によれば、ロナウドとメッシは4シーズン連続で、世界で最も稼ぐサッカー選手のトップ2を独占している。直近13年間では12回目だ(記録が途切れた2022年は、今回3位に入ったフランスのキリアン・エムバペがパリ・サンジェルマンとの契約延長の際に受け取った巨額の契約金のおかげで一時的に首位に躍り出た)。

表1 世界で最も稼ぐサッカー選手トップ10(2026年版)
表1 世界で最も稼ぐサッカー選手トップ10(2026年版)

今年初めに現役アスリートとして初めて生涯年収20億ドル(税引前)を達成したロナウドは、2026~27シーズン中に、所属するサウジアラビア・プロリーグのアル・ナスルから推定2億5000万ドル(約395億円、1ドル=158円換算)の年俸を受け取るほか、スポンサー契約やピッチ外での活動でさらに5000万ドル(約79億円)を稼ぐと見込まれている。一方、米メジャーリーグサッカー(MLS)のインテル・マイアミに所属するメッシは、年俸7000万ドル(約110億6000万円)に加えてピッチ外で7500万ドル(約118億5000万円)を稼ぎ、来年中に生涯年収20億ドルの大台に乗るとみられる。

いずれも税金・代理人手数料控除前の金額だが、フォーブスではメッシとロナウドの2人が保有資産10億ドルを超える富豪「ビリオネア」に数えられるだけの財産を築いたと推定している。

上位10人の年収合計は約1488億円、ベンゼマ圏外で微減

サッカー界の高額年収トップ10の選手たちが今シーズンに稼ぐと予想される総額9億4200万ドル(約1488億円)のうち、ほぼ半額をこの2人が占める。2年連続でランクインした9人のほとんどは前年比で収入を伸ばしたが、トップ10の年収総額は2025年(9億4500万ドル)から微減となった。

主な要因は、脱落した1人の存在だ。元フランス代表のカリム・ベンゼマは昨年推定1億400万ドルを稼いだが、サウジ・プロリーグでシーズン途中にアル・イティハドからアル・ヒラルへ移籍したのち、8月に契約解除に合意し現在はフリーエージェントとなっている。代わって今年トップ10に名を連ねたのはバイエルン・ミュンヘン所属のハリー・ケイン(イングランド)で、2023年以来のランキング入りとなった。

ベンゼマが抜けたことで、トップ10リストに残るサウジ・プロリーグ所属選手はロナウドと、アル・ナスルでチームメイトのサディオ・マネ(セネガル)の2人だけとなった。また、トップ5の残り2人にはレアル・マドリードのヴィニシウス・ジュニオール(ブラジル)と、W杯でノルウェー代表を準々決勝へと導き多くのファンを魅了したマンチェスター・シティのアーリング・ハーランドが入った。

去りゆく二大スター、台頭する若手たち

エムバペ、 ハーランド、ヴィニシウスはいずれも26~27歳で、41歳のロナウドや39歳のメッシに代わり今後数年間のサッカー界を牽引すると目されているが、ヤマルが彼らを追い抜く可能性もある。FCバルセロナに所属する10代の天才は、アメリカン・イーグル、コカ・コーラ、マクドナルドといったブランドと新たにスポンサー契約を結び、昨シーズンは4300万ドルだった収入を大きく伸ばした。

スペインのラ・リーガからは4人がトップ10入り。ヤマル以外の3人はレアル・マドリードのチームメイトであるエムバペ、ヴィニシウス、ジュード・ベリンガムだ。W杯でイングランドを3位に導いたベリンガムとケインにより、英国からは2018年以来初めて2人の選手がトップ10にランクインした。イングランド代表としては、2013年のデビッド・ベッカムとウェイン・ルーニー以来となる。

ただ、ベリンガムもケインも母国のクラブには所属していない。今夏モハメド・サラー(エジプト)がリバプールからトルコのトラブゾンスポルに移籍したため、フォーブスがサッカー選手の高額所得ランキングを開始した2005年以来初めて、英プレミアリーグからのトップ10入りが1人(ハーランド)だけとなった。

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翻訳・編集=荻原藤緒

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