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2026.10.17 08:30

コアウィーブの株価が11%超下落、エヌビディアCEOの「楽観」発言から一転

Win McNamee/Getty Images

Win McNamee/Getty Images

米国時間10月16日、AIクラウドコンピューティング企業コアウィーブの株価が11%超下落し、年初来安値に迫った。この前日、エヌビディアのジェンスン・フアンCEOは、負債の多さなどの懸念がささやかれる同社の先行きについて「楽観視している」と語っていたばかりだった。

コアウィーブ株は5営業日で21%安、フアン発言後の反発も続かず

米東部夏時間午後1時前の時点でコアウィーブの株価は11.2%安の61.78ドルで推移した。同社の株価は厳しい下落局面が続いており、直近5営業日における下落率は21%に達している。

フアンは15日、ブルームバーグの取材に対してコアウィーブの先行きを楽観視していると述べ、同社の「資本コストは実際に低下している」と指摘した。

さらにフアンは「コアウィーブの競争力は日に日に高まっている」とも語り、この発言を受けて同社の株価は15日の終値ベースで5.9%高となっていた。

エヌビディアはコアウィーブの株式を約10%保有しており、今年1月にも同社に20億ドル(約3200億円)を追加出資している。

年初には79ドル前後で取引されていたコアウィーブの株価は現在までに10.3%下落した。5月には一時138ドルまで急騰したものの、その後は70ドルを割り込む水準まで落ち込んでいる。

フォーブスの推計によると、フアンの推定資産額は1883億ドル(約30兆1000億円)で、世界の富豪ランキングではマイケル・デルの2396億ドル(約38兆3000億円)に次ぐ7位につけている。

コアウィーブの債務は約8兆3200億円、時価総額を大きく超す規模

コアウィーブは、AIを物理的に支える基盤として需要が急増するデータセンターのリースや運営を手がける企業だ。同社に対する懸念は主にデータセンターの建設資金を賄うために積み上がった約520億ドル(約8兆3200億円)の負債をめぐるものだ。その負債総額は同社の時価総額である350億ドル(約5兆6000億円)をはるかに上回っている。

また、2031年満期の社債(表面利率9.75%)の最終利回りは15.7%に達した。これは投資家の信認が低下していることに加え、債務再編に踏み切らない限り2031年までに返済不能へ陥る可能性があることを示している。同社の2026年第2四半期の売上高は前年同期比112%増の25億ドル(約4000億円)に達するなど、業績は急拡大中だ。しかし、投資家の間では、莫大な負債の継続的な返済を賄うにはそれでも不十分との見方が広がっている。

(forbes.com原文)

翻訳=江津拓哉

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