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2026.10.21 17:15

手書き手帳を使う高校生の6割が実践する意識的なスマホ離れと内省力

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日記を手書きする習慣をつけると心が癒され睡眠の質が上がるなど、メンタルヘルスに良い効果が現れることは知られているが、469人の高校生を対象にした調査では、手書きの手帳を使う生徒は、そうでない生徒に比べて、複数の精神的活動や行動に秀でていることがわかった。

中高生のためのキャリアデザイン事業などを展開するNOLTYプランナーズは、日常的に手帳やノートなどのアナログツールを使ってスケジュール管理や記録を行っている高校生(219人)と、そうでない高校生(250人)、合計469人を対象に、「手書きでの記録習慣と心・行動に関する実態調査」を実施した。

まず大きく違っていたのは、スマートフォンなどのデジタルデバイスとの付き合い方だ。休日1日にスマホやタブレットを5時間以上使用すると回答した手帳などに手書きで記録をつけている生徒(手書き派)は約31%だったのに対して、それをしていない生徒(非手書き派)は約45%と14ポイントもの差が開いた。また、デジタルデバイスを使わない時間を意識して作っているかとの問いには、手書き派は約59%が作っているが、非手書き派は約37%だった。自由回答では「ノートを書くことでスマホの時間を減らし、時間を有効活用して心や体を整えている」と非常に意識の高い意見が聞かれた。

悩みや心のモヤモヤへの向き合い方について聞くと、「モヤモヤの原因がわかる」、「自分の気持ちを把握できる」、「失敗から切り替えられる」という3つの設問すべてで、「そう思う」の割合が、手書き派は非手書き派よりも10ポイント以上も高かった。これは、悩みやモヤモヤを言語化、または可視化することで自己理解と感情整理を行い、それが気持ちの切り替えにつながっているものと思われる。

悩みやショックへの対処法については、手書き派は「家族や友人に直接話す」がもっとも多く、2番目に「音楽や動画などで気を紛らわせる」、3番目に「自分しか見えない場所に書き出す」となったのに対して、非手書き派の1位は「音楽や動画などで気を紛らわせる」、2位は「誰にも言わず、自分の中だけで抱え込む」、3位は「家族や友人に直接話す」となった。手書き派も音楽や動画による現実逃避を選ぶ層が一定数(約24%)あるものの、相談や記述で自身の気持ちを言語化する層(約40%)がやはり多い。

次ページ > 手書きの手帳を使うと自律性も高まる可能性が。

文 = 金井哲夫

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