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2026.10.19 12:30

バフェットのデルタ航空投資が示す、航空株で「質」が重要な理由

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2026年第1四半期、ホルムズ海峡が閉鎖されて原油価格が急騰するなか、バークシャー・ハサウェイは表立った動きを見せることなく、水面下で密かにポジションを築いていた。同社はシェブロン株の保有をおよそ3分の1削減したうえで航空会社の株式を買ったのだ。

現在グレッグ・アベルが率いるバークシャーは、3月末時点でデルタ航空に26億ドル(約4120億円)を投資していることを開示した。第2四半期にはさらに44%買い増し、その保有は約5700万株となった。6月末時点の評価額はおよそ54億ドル(約8560億円)だった。

バークシャーが石油から手を引いたわけではない。同社はなおシェブロンとオキシデンタルの株式を合わせて300億ドル(約4兆7500億円)超保有しており、デルタ航空は株式ポートフォリオの1%強にすぎない。だが、このタイミングは重要な物語を示している。

「オマハの賢人」が航空会社への見方を変える

ウォーレン・バフェットほど航空業界に厳しい視線を注いできた投資家はいない。彼はかつてこの業界を資本の「死の罠」と呼び、「ライト兄弟の飛行機がキティホークで撃ち落とされていたら、投資家はもっと幸せだっただろう」と冗談めかして語った。

私はこれからもバフェットを史上最高の投資家の1人に数え続ける。誰もが全戦全勝というわけにはいかない。だがバークシャーは今回、ジェット燃料が1ガロン5ドルに迫る別の危機のさなかに、航空会社へ戻ってきたのである。

燃料に足を引っ張られる航空会社

過去5年間で、私が見てきたなかでも最大級のセクター間の格差が生じた。米航空会社の株式パフォーマンスを測定する株価指数NYSEアルカ・エアラインズ・インデックスは、配当込みで約31%下落した一方、エネルギー株は192%超のリターンを上げた。S&P 500のリターンは約86%だった。

航空株は2026年初頭までにその損失の大半を取り戻していた。だが、ホルムズ海峡が閉鎖され、ジェット燃料価格はほぼ倍増し、株価は再び下落してすべてを吐き出した。

多くの読者が知るとおり、燃料は航空会社にとって最大のコストである。今月のモルガン・スタンレーの会議で、アメリカン航空のCFOは、燃料価格が計画を1ガロンあたり約1ドル上回ると、1四半期の燃料費が約10億ドル(約1580億円)増えると述べた。ユナイテッド航空はすでに12月の運航スケジュールから一部の便を削減している。では、なぜバークシャー・ハサウェイは今買うのか。

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編集=鈴木喜生

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