建設業界では、深刻な人手不足を背景に働き方改革や待遇改善が進められている。2024年4月からは時間外労働の上限規制が適用され、長時間労働の是正も課題となっている。株式会社クイックが運営する業界・職種特化型転職サービス『アンドプロ』が、会員登録者で直近3年間に転職をした全国の建設業従事者を対象に実施した調査では、6割以上の人が「年収より働き方を優先したい」と回答したことがわかった。
20代の8割が年収に不満
転職前の年収に対する満足度を尋ねたところ「強い不満があった」「やや不満だった」を合わせると半数以上が不満を感じていたことがわかる。

(図1)転職前(前職)の年収に対する満足度/アンドプロ提供
年代別では、20代の約8割が前職の年収に不満を抱いており、全年代で最も高かった。調査元のアンドプロは「20代には資格未取得者が多く、下積み期間にあることから年収が低めに抑えられる傾向があり、現場でのハードワークに対して給与面とのギャップを感じやすい」と分析している。また、他業界の労働環境と比較しやすい年代であることも不満の背景にあるとみている。

(図2)年代別:転職前(前職)の年収に対する満足度/アンドプロ提供



