米国時間10月14日、ベンディング・スプーンズの株価はバークシャー・ハサウェイが同社に3億3000万ドル(約528億円)を追加出資し、保有比率を4%まで引き上げたと発表したことを受けて41%の急騰を見せた。
米東部夏時間午前11時30分の時点で、ベンディング・スプーンズの株価は53.39ドルで推移している。
今回の約3億ドルの追加出資は、今年7月にベンディング・スプーンズが上場した際にバークシャーが投じた6億ドル(約960億円)に上乗せされる形となる。
また、ベンディング・スプーンズは私募増資を通じて普通株式1000万株を1株あたり33ドルで発行することも発表した。この取引の実施は一般的な取引完了条件を満たすことが前提となっている。
同社は7月に株式上場を果たした際、184億ドル(約2兆9400億円)の評価額で16億8000万ドル(約2690億円)を調達していた。
ベンディング・スプーンズは世界的なデジタルブランドやサブスクリプション型ソフトウェアを買収して再建する事業を手がけており、2013年の創業以来、AOL、AirTable、Miro、Eventbriteなど50社以上を買収してきた。
イタリア・ミラノで創業したベンディング・スプーンズによれば、傘下のサービス全体の登録ユーザー数は10億人以上、月間アクティブユーザー数が4億人、月間有料会員数が700万人に上る。同社は実績ある企業の買収と再建を進めており、9月にはビジュアルコラボレーションツールを提供するMiroを13億5500万ドル(約2170億円)で買収した。7月の株式上場に際し、ルカ・フェラーリCEOはフォーブスの取材に対して「投資家がベンディング・スプーンズの株を選ぶとすれば、それは当社の複利的な成長モデルを評価してのことだ。このモデルは、買収対象の大半が割安になっている環境下でこそ威力を発揮する」と語っていた。またフェラーリは7月時点で、同社のプログラムコードの90%がAIによって開発されているとも明かしている。
ベンディング・スプーンズによると、同社の従業員1人あたりの売上高は過去2年間で倍増し、2025年には257万ドル(約4億1100万円)に達したという。
共同創業者兼企業買収部門の責任者を務めるフランチェスコ・パタルネッロは14日の発表で、「ベンディング・スプーンズは継続的にM&Aの機会を見極めており、案件のパイプラインは依然として充実している」と述べた。



