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2026.10.15 07:30

米インフレ加速で株安、世界の富豪らの資産は「合計約8兆円」減少

Win McNamee/Getty Images

Win McNamee/Getty Images

米国時間10月14日午前、9月の米消費者物価指数(CPI)が市場予想をわずかに上回ったことを受けて株価が下落し、イーロン・マスクやラリー・エリソン、マーク・ザッカーバーグをはじめとする世界の富豪らの資産額が数十億ドル規模で減少した。

米東部夏時間午前11時25分の時点で、スペースXの株価は約1.5%安、テスラの株価は約1.9%安とそれぞれ下落した。それに伴ってマスクの資産額は176億ドル(約2兆8200億円)減少し、前日に1兆ドルの大台を割り込んだばかりの資産額はさらに9528億ドル(約152兆円)まで落ち込んだ。

デル・テクノロジーズの創業者兼CEOのマイケル・デルも、同社の株価が約8.6%下落したことで約150億ドル(約2兆4000億円)の資産を失った。

オラクル共同創業者のエリソンも、同社株が約7%下落したことで資産額が約112億ドル(約1兆7900億円)減少した。

ハイテク株の下落に伴い、他のビリオネアも大きな損失を被った。ザッカーバーグの資産額は約62億ドル(約9900億円)、エヌビディアのジェンスン・フアンの資産は約40億ドル(約6400億円)減少している。

もっとも、すべてのハイテク株が下落したわけではない。グーグルの親会社であるアルファベットは、取引開始後に上下へ振れたもののほぼ横ばい圏を維持した。これに伴い、世界長者番付で3位と4位につけるグーグル共同創業者のラリー・ペイジとセルゲイ・ブリンの資産額はわずかに増加した。

マスクはこの2日間で数百億ドル規模の資産を失ったものの、依然として2位以下に大差をつけながら世界首位の富豪の座を維持している。マスクの資産の大半はスペースXとテスラの保有株が占めており、両社の株価動向によって資産額が大きく変動する構造にある。

米労働統計局が14日に発表した9月のCPIは前月比で0.6%の上昇、前年同月比では3.7%の上昇となった。CNBCによると、前年同月比の上昇率は市場予想(3.6%)をわずかに上回った。物価を押し上げた主な要因はイラン紛争下で続くエネルギー価格の高騰であり、同局の統計ではエネルギー価格が前年同月比で20.4%上昇した。この指標発表を受けて主要株価指数は下落し、午前11時20分ごろの時点でナスダック総合指数は1.1%安、S&P500は0.77%安となった。

(forbes.com原文)

翻訳=江津拓哉

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