米国時間10月13日の取引開始後にスペースXの株価が3%以上下落したことを受け、イーロン・マスクの資産額が約286億ドル(約4兆5800億円)減少し、「トリリオネア」の座から陥落した。マスクはこのわずか4日前に資産1兆ドルの大台を回復したばかりだった。
フォーブスの推計によると、スペースXの株価下落に伴ってマスクの資産額は約2.8%減少し、米東部夏時間13日午後0時20分時点で9772億ドル(約156兆円)となった。
テスラの株価も13日午前に小幅に下落し、その後やや持ち直したものの、午後0時20分時点では依然として0.5%安にとどまっている。
マスクは両社の株式を保有しており、その資産額は2社の業績や株価動向に大きく左右される。
マスクは今年6月にスペースXが株式上場を果たした際に世界初のトリリオネアの称号を手にした。しかし、その後の数日間で同社の株価が急落したため、すぐにその座を失っている。以来、マスクの資産は数カ月にわたって1兆ドルのラインを前後しており、直近では先週末にテスラとスペースXの株価がともに急騰し、4日前に1兆ドルの大台を回復していた。両社のCEOを務めるマスクの資産の大半は、この2社の保有株が占めている。8月の規制当局への提出書類によると、マスクはスペースX株の約48.4%を保有しているとみられるほか、テスラ株も約11%保有している。
スペースX株の下落は、13日のアジア市場から始まったAI半導体関連株の広範な売りと重なった。この売りは主に韓国のSKハイニックスやサムスン、台湾のTSMCを直撃したが、米国市場でも取引開始後にエヌビディア、ブロードコム、インテルといった半導体大手が小幅に下落した。13日は主要株価指数も軒並み小幅安となり、午後0時20分時点でダウ工業株30種平均が0.3%安、S&P500が0.1%安、ナスダック総合指数が0.1%安となった。この株安はソフトバンクグループにも波及しており、孫正義CEOの資産額は約55億ドル(約8800億円)減少し、13日時点でマスクに次ぐ2番目の資産減少額を記録している。



