米国時間10月12日、スターバックスはCNBCの取材に対し、同社が米外食大手チポトレの買収を計画しているとの報道を否定した。
スターバックスの担当者は12日、CNBCに対して「スターバックスはチポトレを買収しない」と明言した。フィナンシャル・タイムズはこの4日前、スターバックスが過去にこの買収計画を模索していたと報じていた。
スターバックス株は小幅高、チポトレ株は約3.2%下げ
スターバックスの株価は12日の取引開始直後にわずかに上昇し、米東部夏時間午前10時35分ごろには91.96ドルで推移していた。一方、チポトレの株価は同時点で約3.2%安の30.56ドルをつけた。合併の噂が報じられた8日には、約33ドルまで上昇していた。
チポトレはサルモネラ菌問題に見舞われ、株価は過去1年で約25%下落
スターバックスがこの買収計画を否定したのは、フィナンシャル・タイムズによる報道の約4日後のことだ。チポトレの株価は過去1年で約25%下落している。今年8月には、流通業者の1つに関連したサルモネラ菌の集団感染が発生し、一部の店舗でハラペーニョの提供停止に追い込まれた。フィナンシャル・タイムズの報道では、スターバックスがアドバイザーと協力して買収提案をまとめていたとされているが、実際にチポトレに提案を送ったのか、あるいは取引が少しでも前進する可能性があったのかは不明だ。
スターバックスCEOはチポトレ出身、業績見通しを2度引き上げ
スターバックスのブライアン・ニコルCEOは、チポトレのCEOを約6年間務めた後、2024年に現職に就任した。ニコルは同社の立て直しを図るべく「Back to Starbucks」キャンペーンを立ち上げたが、第2四半期と第3四半期の決算発表後に業績見通しを2度上方修正したところを見ると、このキャンペーンは一定の成果を挙げているようだ。同社は10月29日に第4四半期および通期決算を発表する予定だ。



