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スポーツビジネスを専門としつつ、不定期に教育およびローカルエコノミーに関する記事を執筆

Wead / shutterstock

アフリカ大陸の経済はその豊富なコモディティ供給から、過去15年間、年平均5%の成長を遂げる世界で最も強い経済のひとつだった。
アフリカはダイヤモンドの2分の3を含む、世界の鉱物資源の3分の1を有している。また生産年齢人口についても大きな可能性を秘めており、国際連合は現在の5億人から2050年には13億になると予測している。

しかし、コモディティ価格の下落と中国経済の減速はアフリカに逆風をもたらした。2015年の経済成長は3%以下になると考えられている。そしてアフリカは未だに政治的な不安定さや、虐殺や紛争にあふれている。

アフリカの問題はフォーブスの「ビジネスに理想的な国」ランキングに反映されている。個人の自由や通貨の自由に制限があり、官僚主義や税率の高さが問題となる下位10カ国のうち、6つがアフリカの国だ。

今年、最下位だったのは中央アフリカに位置するチャドだ。陸地に囲まれたこの国は、11の項目のうち5つが下位5位にはいっていた。税率、個人および通商の自由、テクノロジーの発展具合、官僚主義の度合いの5項目だ。さらにはエネルギー価格の下落が、輸出の半分を石油に頼るチャドに影響した。生活水準や教育、長寿について測った国連の人間開発指数においても、同国は最下位から4つめに入り、最も酷い貧困レベルに直面している。

三年連続で最下位だったギニアは今年、順位を1つ上げた。ギニアは、金やダイヤモンドやボーキサイト、鉄鉱といった自然資源に恵まれているが、一人当たりGDPは世界で最低レベルの1,300ドルであり、貿易赤字はGDPの24%にもなる。昨年、経済はわずかに1.1%上昇するにとどまった。

税率、通貨の自由、投資家保護、イノベーションの多寡の項目でギニアの点数は低い。下位10カ国には他にガンビア、アルジェリア、エチオピアやリビヤがランクインしている。

フォーブスは世界144カ国を11の指標からレーティングすることにより、「ビジネスに最適な国」のランキングを作成した。全11の指標とは、財産権の保証、イノベーションの多寡、税率、テクノロジーの発展具合、汚職の有無、個人的自由、通商の自由、通貨の自由、官僚主義の度合い、投資家の保護、株価実績からなる。

データは次の機関らが発表した数値を用いた:フリーダムハウス、ヘリテージ財団、プロパティ・ライツ・アライアンス、トランスペアレンシー・インターナショナル、世界銀行グループ、世界経済フォーラム。下記にランキングの下位10カ国を記した。

135位 エチオピア(GDP:500億ドル)
136位 イエメン(GDP:450億ドル)
137位 アルジェリア(GDP: 2280億ドル)
138位 ベネズエラ(GDP :2090億ドル)
139位 ガンビア(GDP:10億ドル)
140位 ミャンマー(GDP: 650億ドル)
141位 ハイチ(GDP: 90億ドル)
142位 リビヤ(GDP: 490億ドル)
143位 ギニア(GDP: 70億ドル)
144位 チャド(GDP: 160億ドル)

編集=上田裕資

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