本記事は、フォーブスによる「2026年版インド長者番付」特集の一部である。全リストはこちら。
100年近く非上場企業として事業を続けてきた、ヴィジャイ・チャウハンとその一族が所有するパルレ・プロダクツ(Parle Products)が、上場に向けて準備を進めている。同社は、インドで絶大な人気を誇るグルコースビスケット「Parle-G」を製造している。待望のIPOは来年に予定されていると報じられており、約10億ドル(約1580億円)を調達し、パルレの評価額は推定100億ドル(約1兆5800億円)を超える見通しだ。同社の年間売上高18億ドル(約2850億円)の大半を占めるのはビスケットだが、商品ポートフォリオには菓子類、スナック、朝食用シリアルも含まれる。インド国外にも、バーレーン、タイ、ネパール、アフリカ6カ国を含む9つの工場を構え、グローバルな事業基盤を築いている。
パルレは1928年、チャウハンの祖父がムンバイ郊外で菓子メーカーとして創業し、その10年後にParle-Gの前身となる「Parle Gluco」でビスケット事業に進出した。同社最大の競合は、ビリオネアのヌスリ・ワディアが支配する上場企業ブリタニア・インダストリーズ(Britannia Industries)で、3月31日に終了した会計年度の売上高は20億ドル(約3170億円)だった。チャウハンは推定純資産79億ドル(約1兆2500億円)で、同番付の31位に入っている。次世代からは、息子のアジャイ、甥のアループとサマール、姪のアンビカが取締役会に名を連ねる。チャウハン一族は最近、ペプシコの元幹部をCEOに迎え入れた。



