健康

2026.10.18 15:15

健康診断で血糖値が正常でも安心できない理由 医師の87%が重視する数値

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健康診断の季節になると、多くの人が前日の食事を控えたり、診断結果の数値に一喜一憂したりする。特に糖尿病の指標として「血糖値」を気にする人は多いが、実はその場限りの血糖値だけでは見落とされやすいリスクが存在するという。健康診断の結果票において、医師が本当に注目してほしい指標は何なのか。日本生活習慣病予防協会が医師331人および生活者310人を対象に実施した「血糖値・ヘモグロビンA1cに関する意識調査(2026年9月)」の結果から認識のギャップが明らかになった。

それによると、健康診断で「患者にいっそう見てほしい指標」として、医師の87.0%が「ヘモグロビンA1c」を挙げた。それに対して生活者に「糖尿病のリスクを把握する上で、より重視する指標」を問うたところ、68.7%が「血糖値」を重視すると回答。専門家と生活者の間で重視する項目が大きく食い違う形だ。

さらに健康管理上の重要度について、医師の78.2%がヘモグロビンA1cを「非常に重要」と位置づけ、血圧に次ぐ2番目の高さとなっている。一方で生活者におけるヘモグロビンA1cの認知度を調べると、「知らない」と答えた人が40.3%に達した。血糖値を「知らない」と答えた生活者はわずか2.3%にとどまっており、知名度において大きな開きが見られる。

では、なぜ医師はこれほどヘモグロビンA1cを重視するのか。その理由として最も多かったのは「過去1~2か月の血糖状態を反映するため」で82.1%。次いで「検査当日の食事の影響を受けにくいため」が62.1%、「糖尿病の診断基準に用いられているため」が47.6%と続いた。

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文=飯島範久

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