Apple Payが、世界最大級のデジタル決済市場の1つであるインドに上陸した。同国では現在、政府支援の統一決済インターフェース(UPI)が市場を支配している。初期展開は限定的で、同国第3位の民間銀行であるアクシス銀行との提携によるものだ。アクシス銀行が発行するVisaおよびMastercardネットワークのクレジットカードを持つ顧客が、アップルの非接触決済システムを最初に利用できるようになる。
Apple Payを利用するには、対象カードを銀行のモバイルアプリまたはAppleウォレットから追加し、iPhone、Apple Watch、iPadを使って非接触決済を行う。取引はFace ID、Touch ID、または端末のパスコードで認証されるため、カードの暗証番号やワンタイムパスワードを入力する必要はない。
提供開始時点で、Apple Payはインド独自のRuPayネットワークには対応しておらず、Blinkit、Croma、Ixigo、Reliance各ブランド、Tata 1mg、Zomatoなど、このサービスに対応した加盟店や決済端末での利用に限られる。アップルはまた、Cashfree、JusPay、Mswipe、Paytm、PayU、Pine Labs、Razorpay、Worldlineといった決済サービス事業者と連携し、Apple Payの受け入れ体制を整えている。
これに先立ち、ロイターは、アップルがHDFC銀行やICICI銀行などアクシス銀行の競合行とも協議したが、商業条件ではまだ合意に至っていないと報じていた。
アップルのApple PayおよびAppleウォレット担当バイスプレジデント、ジェニファー・ベイリー氏は声明で、「インドには、セキュリティとプライバシーに最高水準を求めながら、キャッシュレスの未来を受け入れ続ける、活気に満ちたデジタルに精通した人々がいる。本日、インドのユーザーにApple Payを提供できることを大変うれしく思う」と述べた。
iPhoneでApple Payを使う方法
iPhoneでApple Payを設定するには、次の手順を行う。
- ウォレットアプリを開く。
- プラス記号をタップする。
- 画面の手順に従い、対象カードをウォレットアプリに追加する。
- 追加後は、サイドボタンを2回押すだけで決済端末で利用できる。



