アップル株は米国時間2026年10月9日早朝の時間外取引で1.6%超下落した。iPhone 18 ProとiPhone 18 Pro Maxの需要が予想を下回り、アップルが両機種向け部材の発注を削減したとの報道を受けたものだ。AI向け需要の拡大によってメモリー半導体の価格が高騰しており、両機種は前年のiPhone 17 Proシリーズより高い価格で発売されていた。
iPhone 18 Pro向け部材発注を少なくとも15%削減か
日本経済新聞社の英文メディアNikkei Asiaは、事情に詳しい複数の匿名情報筋を引用し、アップルが10月にiPhone 18 Proシリーズ向け部材の発注を少なくとも15%削減したと報じた。需要が「予想を下回った」ことが理由だという。
報道後、アップル株は10月9日早朝の時間外取引で1.6%安の334.89ドルを付けた。ただし、9月のiPhone発表イベント以降では、株価は約8%上昇している。アップルはイベントで、高度なSiriのAI機能を備えた新型Apple Watchも披露した。
iPhone 18 Proの値上げと標準モデル不在が需要に影響か
アップルが9月に発売したiPhone 18 Proと、大画面のiPhone 18 Pro Maxの価格は、それぞれ1199ドル、1299ドルからだった。いずれも前年のiPhone 17 Proシリーズの発売価格より100ドル高い。アップルは例年と異なり、標準モデルの「iPhone 18」をProシリーズと同時に投入せず、発売を2027年初めまで見送った。
Nikkei Asiaが引用したサプライチェーン担当の管理職は、2026年下半期の需要が例年ほど強くないと述べた。標準モデルのiPhone 18が発売されていないことが影響している可能性を指摘した。iPhone 17 Proではデザインが大幅に変更されたが、iPhone 18 Proシリーズはチップの高速化やメインカメラの高性能化など、段階的な改良にとどまっている。



