ジョン・D&キャサリン・T・マッカーサー財団は、「2026年マッカーサー・フェローシップ」を受賞した20人を発表した。1981年に創設された同フェローシップは、米国有数の歴史と権威のある賞として、知性と芸術の分野で優れた業績を成し遂げた人を称えている。
「天才助成金(genius grant)」としても知られており、フェロー各自に助成金80万ドルが、四半期ごとに5年にわたって分割支給される。使い道に制限はない。フェローは、幅広い分野のリーダーによる評価など、厳格かつ長期的な審査を経た候補者から選ばれている。
マッカーサー・フェローシップの選出にあたって、基本的な基準は次の3つだ。
1.卓越した創造性
2.数々の優れた業績をもとに、重要な進歩が期待できる将来性
3.今後の創造的な活動を促進する可能性
マッカーサー財団はこのフェローシップを、機関や組織を通さず、個人に直接授与している。また、同財団によると、「作家や科学者、芸術家、社会科学者、人文学研究者、教師、起業家など幅広い分野で活躍する個人を対象にしており、組織への所属の有無は問わない」という。
受賞者は受け取った資金を、自身の専門性の追求や新たな領域への挑戦のほか、専門分野の変更やキャリアチェンジに充てることもできる。分野の垣根を超えた学際的な同賞が目指すのは、すでに実績を積んでおり、さらに並外れた成果を生み出す可能性を秘めた人を支援することだ。
同財団で、広報・フェローシップ・パートナーシップ担当バイスプレジデントを務めるクリステン・マックは声明で、「マッカーサーのフェローたちは45年にわたり、常識を疑い、分野の垣根を超え、社会の進歩を後押しすることで境界線に抗ってきた」と述べた。「2026年選出のフェローたちも、その創造的な伝統を受け継ぎ、私たち人類の奥深くを探究し、現代的課題の背景にある知られざる起源を浮き彫りにし、科学的探究ならびに命を救う研究の可能性を押し広げている。彼らは、この世界を理解するための新たな方法を示している」



