エヌビディアの最高経営責任者(CEO)ジェンスン フアンの推定純資産が、2000億ドル(約31兆6000億円)を再び下回った。米国時間10月8日、OpenAIの年間換算売上高が従来の報道を大幅に下回るとのニュースを受け、エヌビディアをはじめとするテクノロジー企業の株価が下落したためだ。1000億ドル(約15兆8000億円)以上の資産を持つオラクル共同創業者ラリー・エリソンも、株安で巨額の資産を失った。
OpenAIの収益報道がエヌビディアとオラクルの株価を押し下げる
10月8日の米株式市場で、エヌビディア株は3%下落して230.48ドルで取引を終え、オラクル株も5.6%安の135.55ドルとなった。両社の株価は、英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)がOpenAIの収益に関する新たな数字を報じた後に大きく値下がりした。
FTは、OpenAIが9月末時点の年間換算売上高を約500億ドル(約7兆9000億円)と投資家に伝えていたと報じた。従来報じられていた680億ドル(約10兆7440億円)より、180億ドル(約2兆8440億円)少ない。年間換算売上高とは、一定期間の売上ペースが1年間続くと仮定して計算する金額を指す。
CNNなどは、FTが入手した資料に詳しい関係者の話として、従来の680億ドルにはOpenAIの提携先企業が得た収益も含まれていたと報じた。OpenAIとAI開発企業アンソロピック(Anthropic)の売上規模を比較するため、OpenAI単独の売上高より広い範囲の収益が計算に使われていたという。この報道を受け、インテル株は5%超、AI向けクラウドサービスを提供するCoreWeave(コアウィーブ)の株価は約7%下落した。
オラクルの会長兼最高技術責任者(CTO)で共同創業者のエリソンは、オラクル株の約40%を保有しており、8日には資産が89億ドル(約1兆4062億円)減った。エヌビディアのCEO兼社長で共同創業者のフアンも、エヌビディア株の約4%を保有し、資産を61億ドル(約9638億円)減らした。



