世界中の家庭で、おもちゃ箱には小さくカラフルな多様な形のブロックが詰まっている。それらを組み合わせると、野花のブーケやミニフィギュア、「スター・ウォーズ」の象徴的な宇宙船などへと姿を変える。世界中で「LEGOブロック」として知られるこの小さなブロックは、無限の可能性をもたらすものとして子どもにも大人にも愛されている。そして、そのすべては好奇心と想像力を促す企業文化から始まる、とLEGOの最高人事責任者であるダニエル・オッティンク=ファン・デン・ブルック(Danielle Ottink-van den Broek)は語る。
デンマークに拠点を置く同社は、従業員が遊び心を持ち、前向きに仕事に関与しているときに最高の成果を出せると考えている。そのため同社は、従業員が新たなスキルを習得できるオンライン講座を提供し、将来のキャリアパスを考える従業員に向けて個別の育成計画を作成している。また、主に子ども向けの商品を手がける企業として、同社は家族のケアを重視しており、主に育児を担う従業員には26週間、配偶者やパートナー等には8週間の有給育児休暇を設けている。これに加え、包括的な医療関連給付、ハイブリッド勤務環境、全社を挙げた年1回の「遊びの日」など、さまざまな福利厚生も用意している。
「私たちが築いているオープンで思いやりのある文化は、事業にとって根本的に重要なものです」とオッティンク=ファン・デン・ブルックは言う。「従業員からは、強い目的意識や社会に貢献する機会、そして世界中の子どもやファンに楽しい遊び体験を届けるサポートができる点が高く評価されています」
こうした育成的な環境、家族を重視する姿勢、創造性への注力が、LEGOを米国版Forbesの「2026年版 世界最高の雇用主(World’s Best Employers 2026.)」ランキングで10位に押し上げた。
7回目となる今回のランキング作成にあたり、Forbesは市場調査会社のStatista(スタティスタ)と提携。50カ国以上で、従業員が1000人超の多国籍企業に勤める30万人以上の従業員を対象に調査を実施した。回答者には、自社を家族や友人にどの程度勧めたいかを尋ねるとともに、福利厚生、人材育成、職場環境、研修機会などの基準で評価してもらった。加えて、過去2年以内の以前の雇用主や、自身の業界知識、またそこで働く友人や家族を通じて知っている企業についても評価してもらった。
調査回答は、過去3年分のデータと合わせて分析・集計され、より新しいデータと現従業員による評価に高い比重が置かれた。国ごとの選出企業数は各地域の人口や対象企業数によって異なるが、最も高いスコアを獲得した900社が今回のリストに名を連ねた。



