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2026.10.08 08:31

2026-27シーズン開幕を控えたNBA、注目すべき5大ストーリー

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ほとんどのNBAチームが月曜日にメディアデーを行い、火曜日から正式にトレーニングキャンプを開始する。2026-27シーズンの開幕まで、あと数週間に迫っている。

各チームは依然としてロスターの微調整を行っているものの、開幕戦に向けた大枠の選手構成はすでにほぼ固まっている。大移動が相次いだ激動のオフシーズンを経て、各チームの勢力図がどうなるのか、いよいよ見極める時が近づいている。

それを踏まえ、2026-27シーズンに向けて最も注目すべき5つのストーリーを紹介する。

1. 新天地に渡った主役たち

このオフシーズンは、ミルウォーキー・バックスがヤニス・アデトクンボをマイアミ・ヒートにトレードしたことで幕を開けた。これはさほど驚きではなかったが、その後に相次いだ超大型トレードの数々は、予想外の展開だったと言わざるを得ない。

シャーロット・ホーネッツは、スターポイントガードのラメロ・ボールをミネソタ・ティンバーウルブズへ放出し、ナズ・リードと複数のドラフト指名権を獲得した。ボストン・セルティックスは、同じディビジョンのライバルであるフィラデルフィア・76ersへスターフォワードのジェイレン・ブラウンを送り、ポール・ジョージと2つのドラフト1巡目指名権を獲得した。そしてロサンゼルス・クリッパーズは、7年前にラプターズから獲得したカワイ・レナードを、ブランドン・イングラム、グレイディ・ディック、そして複数のドラフト指名権と引き換えにトロント・ラプターズへトレードすることに合意した。

フリーエージェント(FA)市場はトレード市場ほど活発ではなかったが、ロサンゼルス・レイカーズは6000万ドル(約94億9000万円)以上のキャップスペースを活かし、ユタ・ジャズとのサイン&トレードでウォーカー・ケスラーを獲得、さらにクエンティン・グライムズ、サンドロ・マムケラシュビリらと契約を結んだ。一方、76ersはオールスター選出22回を誇るレブロン・ジェームズを、2年総額790万ドル(約12億5000万円)のベテラン最低保証年俸で獲得するという、今オフ最大の「強奪」を成し遂げた。

今夏に新天地へ移った注目選手は彼らだけではない。ジャ・モラントはポートランド・トレイルブレイザーズ、ジュリアス・ランドルはブルックリン・ネッツ、タイラー・ヒーローは故郷のチームであるミルウォーキー・バックス、ペイトン・ワトソンはクリーブランド・キャバリアーズにそれぞれ加入した。

これらの選手のうち、誰が新天地で即座にフィットし、どのチームが後になって獲得を後悔することになるのか、間もなく明らかになる。

2. ジェイレン・デューレンの制限付きフリーエージェント

多くの選手がメディアデーで、トレーニングキャンプに向けたチームのポジティブな雰囲気を語る一方で、デトロイト・ピストンズはすべてが順調であるかのように装うことはできない。オールスター選出のセンター、ジェイレン・デューレンが正式に制限付きFAになってから3カ月近くが経つが、いまだに新契約への署名には至っていない。

The Athleticのサム・アミックとハンター・パターソンによると、ピストンズはデューレンに対し、チームオプションもプレイヤーオプションも付かない5年総額2億ドル(約316億円)の完全保証契約を提示したが、彼は「これまでのところこの提示を拒否している」という。デューレンは昨シーズンにオールNBAチームに選出されたため、2億8500万ドル(約451億円)を超える5年契約を結ぶ資格があるが、ピストンズは彼に白紙委任状を渡すつもりはないようだ。

デューレンが、来オフに完全FAになれる1年960万ドル(約15億2000万円)のクオリファイングオファーを受け入れるかどうかを決める期限は10月1日だ。ピストンズが望めばこの期限を延長することもできるが、アミックとパターソンは「必要に応じて期限を延長する計画があるかどうかは不透明なままだ」と報じている。

2027-28シーズンの最新のサラリーキャップ予測(1億7600万ドル(約278億円))に基づくと、デューレンが来夏にFAとなれば、ピストンズ以外のチームから4年総額1億8920万ドル(約299億円)の契約を提示される可能性がある。クオリファイングオファーと合わせれば、今後5年間で合計1億9880万ドル(約315億円)を稼げる計算になるが、これはピストンズが現在提示している額より120万ドル(約1億9000万円)少ない。

デューレンは保証された2億ドル(約316億円)を断り、クオリファイングオファーを受け入れて自分自身に賭けるつもりなのか。10月1日の期限までに、冷静な判断が最終的に優勢になるのか。いずれにせよ、その答えがピストンズの長期的な未来を左右する可能性がある。

3. 契約延長の行方

デューレンが大型契約を待ち続ける一方で、NBAではここ数週間のうちに相次いで大金を手にした選手がいる。

  • ヒューストン・ロケッツ、アメン・トンプソン(ウィング):5年2億800万ドル(約329億円)
  • ユタ・ジャズ、キヨンテ・ジョージ(ガード):5年1億5500万ドル(約245億円)
  • デトロイト・ピストンズ、オーサー・トンプソン(ウィング):5年1億5500万ドル(約245億円)
  • ゴールデンステイト・ウォリアーズ、ステフィン・カリー(ガード):2年1億1600万ドル(約184億円)
  • トロント・ラプターズ、カワイ・レナード(フォワード):2年1億1500万ドル(約182億円)
  • マイアミ・ヒート、ペッレ・ラーション(フォワード):4年6000万ドル(約94億9000万円)
  • ニューオーリンズ・ペリカンズ、サディック・ベイ(フォワード):3年5550万ドル(約87億8000万円)

シーズン開幕前に大型契約を手にするのは、彼らだけではないかもしれない。2023年ドラフトの1巡目指名選手たちは、10月19日までに所属チームと契約延長に合意しなければ、来オフに制限付きFAとなる。

まだ契約延長に合意していない2023年のドラフト1巡目指名選手の中で、10月19日の期限までに契約を手にする可能性が最も高いのは、シャーロット・ホーネッツのフォワードであるブランドン・ミラー(全体2位指名)だろう。オーランド・マジックのガード、アンソニー・ブラック(全体6位)やオクラホマシティ・サンダーのガード、ケイソン・ウォレス(全体10位)も新契約に値するが、それぞれのチームの長期的な財務見通しを考えると、その可能性は低いかもしれない。

契約延長に署名しない2023年の1巡目指名選手たちは、来夏の自分が「第二のジェイレン・デューレン」にならないことを祈るばかりだろう。

4. リーグ拡張は実現するか

NBAは現在、アメリカ国内および海外の両面でリーグ拡張の可能性を模索している。

9月中旬のNBA理事会後、アダム・シルバー・コミッショナーは、構想中である「NBAヨーロッパ」について、リーグが「ユーロリーグと継続的な交渉を行っている」と記者団に明かした。ESPNは、ユーロリーグのオーナー陣が10月5日にイタリアのミラノで会合を開き、NBAヨーロッパにおける「今後の役割について議論する」と報じた。

両者が合意に至らない場合、ユーロリーグは「NBAヨーロッパと競合する準備ができている」と、ロイターのストライサンド・ネト記者は報じている。「一方だけではなく、双方にとって有益なパートナーシップでなければならない」と、ユーロリーグのチュス・ブエノCEOはネトに語った。

国内においては、NBAはラスベガスやシアトル(あるいはその両方)に新チームを追加するかどうかを依然として検討している。シルバーは9月中旬、2026年末までにこれを決定したいと述べた。

ESPNのシャムズ・チャラニアによると、仮に国内での新チーム追加が進むとしても、リーグは2028-29シーズンからの参入を目指しているため、いずれにしても今後2シーズンへの影響はない。しかし、シアトルとラスベガスのチームが最終承認された場合、既存のチームは2028年に実施されるエクスパンション・ドラフトを見据えた準備を始める必要がある。

5. 新たなドラフト抽選制度は「タンキング」を抑止できるか

5月下旬、NBAは過去数シーズンにわたってあからさまに行われてきた恥知らずな「タンキング」(ドラフト上位指名権を得るために意図的に敗北すること)を防止するため、ドラフト抽選(ロッタリー)制度を抜本的に見直した。

従来の制度では、最も成績が悪かった下位3チームは、それぞれ14.0%の確率で全体1位指名権を獲得でき、トップ4位以内の指名権を得る確率は50%をわずかに上回っていた。また、これら3チームは、抽選結果によって成績順から最大でも4つまでしか指名順位が下がらない仕組みになっていた。

新しい制度はこれに比べてはるかに厳しい。ワースト3チームが上位の抽選順位を引き当てる確率は、プレーイン・トーナメントに進出できなかった他のチームよりも低く設定されている。ワースト3チームがトップ3位以内の指名権を獲得できる確率はわずか16%、トップ5位以内は28%にとどまる。これに対し、プレーインに進出できなかったその他のチームは、トップ3位以内の確率が24%、トップ5位以内が39%となっている。

理論上は、このいわゆる「降格圏」から脱出する実質的なインセンティブが生まれたことになる。2027年のドラフト1巡目指名権を自らコントロールできないチーム(ミルウォーキー・バックスやロサンゼルス・クリッパーズがこれに該当する)は例外だが、今回の新たなオッズ構造を考えれば、今シーズンに広範囲にわたって意図的な敗退が繰り返されるとは考えにくい。

もしそうなれば、意図的に負けようとするチームが減ることで、年間を通じて試合はより競争力のあるものになるだろう。特に、歴史的にロッタリー狙いの多くのチームが白旗を掲げ、「若手の育成」を優先し始める時期であったオールスターブレイク以降の試合において、競争が大幅に活性化することが期待される。

特に断りのない限り、スタッツはすべてNBA.com、PBPStats、Cleaning the Glass、またはBasketball Referenceのデータを使用。年俸情報はすべてSpotrac、サラリーキャップ情報はRealGMのデータを使用。オッズ情報はすべてFanDuel Sportsbookによるものである。

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(Forbes.com 原文)

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