パラマウントとワーナー・ブラザースの合併手続きが米国時間10月6日に完了して誕生した新たな巨大メディア企業、スカイダンス・コーポレーションの株価が翌7日に8%下落した。アナリストらは今後の値動きの荒い展開に警戒を呼びかけている。
新生スカイダンス株が8%下落、アナリストは「値動きの荒い展開」を予想
米東部夏時間7日午後1時15分時点で、スカイダンスの株価は約8%安の8.79ドルで推移している。
5日の取引終了後に旧パラマウント・スカイダンス・コーポレーション(PSKY)が上場廃止となったことを受け、新会社は6日からニューヨーク証券取引所でティッカーシンボル「SKYD」として取引を開始していた。
TDコーウェンのアナリストらは投資家に株式の保有(ホールド)を推奨し、「過去の大型メディア合併を悩ませてきた統合や事業遂行上の問題を、新会社と経営陣が回避できるかどうかについては依然として極めて慎重に見ている」と述べた。
同アナリストらは、「これほど多くの大型メディア合併が失敗に終わっている」なかで、スカイダンスの経営陣が今回の合併から価値を創出できるかに懐疑的な見方を示した。また、新しく共同CEOに就任したイノン・クレイズについて、マテルCEO時代に「成長機会への投資をうまく行えなかった」としてその評価が賛否両論であることも指摘している。
レイモンド・ジェームズのアナリストらも、動画配信サービスの契約者の重複による収益圧迫を理由に買収完了後は「値動きの荒い展開になる可能性がある」と予想した。ただし、クレイズの共同CEO就任については「経験豊富な事業運営のリーダーシップ」をもたらすと評価している。
上場初日となった6日にも、スカイダンスの株価は2%以上下落していた。



