スティーヴン・キングが約50年にわたり築いてきた全作品は、1人の作家が生み出したものとして最も多彩な部類に入る。数十作の長編をその半分に満たない期間で発表し、キングはホラー小説という形式を代表する作家の座を揺るぎないものにした。キングの精神世界は映画製作者や監督にとって格好の題材となり、本人も世界で最も高収入の作家の1人となった。
キングは2011年、米紙ウォール・ストリート・ジャーナルに「私は自分が怖いと思うものを書いているだけだ」と語った。「子どもの頃、母はよく『考えられる中で最悪のことを思い浮かべ、それを口に出せば現実にはならない』と言っていた。それがおそらく私の創作活動の土台になっている」。純資産が5億ドル(約790億円)を超えるキングは文学界の巨人であり、文化現象とも呼べる存在だ。
読者と批評家に評価された代表作10選
約60年に及ぶ執筆歴で60冊を超える書籍と200編の短編小説を発表し、キングは文学界に消えない痕跡を残す恐怖の物語を生み出してきた。どの作品も優れているが、ここで挙げる10作はホラー小説の殿堂でも際立っている。背筋が寒くなる古典的名作から現代の傑作まで、一般の評価、批評家の称賛、商業的成功を基に選んだキングの代表作10選を紹介する。
以下が10位から1位までのランキングだ。
10位 『ドクター・スリープ』(2013年)
9位 『痩せゆく男』(1984年)
8位 『11/22/63』(2011年)
7位 『ダークタワー I ガンスリンガー』(1982年)
6位 『キャリー』(1974年)
5位 『呪われた町』(1975年)
4位 『ミザリー』(1987年)
3位 『ペット・セマタリー』(1983年)
2位 『IT』(1986年)
1位 『シャイニング』(1977年)



