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リーダーシップ

2026.10.07 20:59

「場違い」に見える自分が、リーダーシップを発揮するとき

stock.adobe.com

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迷彩服姿の現役軍人が並ぶ部屋の前に初めて立ったとき、私はこれまでに経験したことのないほど強いインポスター症候群の波に襲われた。退役軍人を相手に仕事をした経験はあったが、今回はまったく違った。これまでの退役軍人支援は、たいてい一対一で、制服を着ていない相手とのやり取りだった。目の前にいるのは、ストイックな戦士として訓練された、制服姿の男性約100人と数人の女性だった。

私の会社はWomen's Therapy Instituteで、長年にわたり女性のメンタルヘルスに携わってきた。だから、軍隊経験のない女性としてその場に足を踏み入れた瞬間、ミスマッチは静かに、しかし即座に表れた。

「自信のギャップ」を意識する

「私は場所を間違えた」と、私は瞬時に思った。自分の資格は突然どうでもいいもののように感じられ、続いて小さな声が聞こえてきた。「ここにいるべき人間じゃないと見抜かれる」と。これはよくインポスター症候群と呼ばれるが、私はこの表現が好きではない。偽っているかのように聞こえるからだ。私はむしろ「自信のギャップ」と捉えている。それは、やったことのないことに挑むときに感じる感覚だ。資格が足りないわけではない。新しい自分の入り口に立っているということなのだ。

資格はその場に立つきっかけをくれるが、その瞬間に踏み出すのは自分自身だ。この自信のギャップがなければ、成長はない。だから、新しい仕事、役割、リーダーシップの段階で「自分が偽物のように感じる」とクライアントが語るとき、私はしばしばこう伝える。「あなたは成長しているのです」と。

あの部屋で、私は自分がその場にふさわしいとは感じなかった。しかし、ふさわしくなくても目的を果たせることは分かっていた。

ミスマッチが露呈するとき

プレゼンテーションの途中で、各スライドの下部に会社名がずっと表示されていることに気づいた。迷彩服の軍人たちの前に立ち、「Women's Therapy Institute」の名のもとに「レジリエンス訓練」を実施していたのだ。もう見なかったことにはできない。兵士たちは礼儀正しかったが、その目と表情は、誰も声には出さないことを静かに語っていた。「いったい何なんだ」と。

その瞬間こそが、何かを証明したい、弁解したい、消えてしまいたいという衝動に襲われるなかで、自分がどれだけ落ち着いていられるかの真の試金石となった。もっとも重要な瞬間とは、その場を制する瞬間ではない。その場にいながら、自分を見捨てないと決める瞬間なのだ。

持ち場を守る

あの部屋で私は、自分がその場にふさわしいと証明する言葉は何もないと悟った。経験、スタッフ、資格、そこにいる理由を語ることはできるが、どれも彼らの思いを即座に変えることはない。これは私が今も大切にしているリーダーシップの教訓である。期待、快適領域、専門分野をまったく超えた場所に立たされることがある。心の中では「ここで何をしているんだろう」と思いながら、「私たちはお役に立てます」と言わなければならない。

そんな瞬間、リーダーシップは華やかなものではない。虚勢でもない。孔雀のような誇示でもない。ただ呼吸する。進み続ける。持ち場を守る。人は判断するかもしれないが、それを受け入れ、仕事そのものに語らせるために、その場に居続ける覚悟が必要だ。

信頼はしばしば個人的な場で築かれる

見知らぬ部屋に立つとき、本能は信頼が消える前に追いかけようとする。しかし、信頼はそのようには機能しない。信頼はゆっくりと築かれる。信頼は勝ち取るものだ。そして、信頼を失う最も早い方法が、信頼を追いかけることであることもある。

集団の場では、人は集団に合わせる傾向がある。あの部屋では、誰ひとり身じろぎもしなかった。指揮官が同席している以上、最初に弱さを見せる者はいなかった。

後になって、ひとりの兵士が個人的に連絡をくれた。彼は、抱えていた難しい問題に向き合いたいと望んでいた。ずっと後になって知ったのだが、彼は小隊でもっともタフな男の一人とされており、尊敬を集め、いつでも最初のミッションに飛び込む人物だった。彼が私たちのところに通い始めると、少しずつ他の兵士たちも訪れるようになった。

それが信頼の築かれ方なのだ。一度に、ましてや聴衆の前で築かれるものではない。一人ずつ、個別の場で、仮面を外せる場所で育っていく。

所属を追い求めずに進化する

あの経験は、多くのリーダーが直面する葛藤について、私に大切なことを教えてくれた。ビジネスを獲得したい。人に好かれたい。その場に属していたい。しかし、受け入れられるために自分を変えることと、学びを得て進化することは別物だ。

正直に言うと、私は前者を試みたことがある。セラピーのように聞こえないよう、プログラムを「レジリエンス訓練」と名づけ、スティグマを避けようとした。それでもスライドが正体を明かしてしまい、それでも兵士たちは来てくれた。ラベルではなく、仕事そのものに引き寄せられて。

本当の教訓は、私たちの使命が当初の名前よりも大きかったということだ。Women's Therapy Instituteは今も私たちの活動の中心にあるが、あの部屋は、女性を支えるということが、その人生に関わる人々、つまり夫、父、息子、パートナーを支えることでもあると教えてくれた。そのために、彼らを支援する新しい部門として「Well Together」を立ち上げたのだ。

信頼が芽生えるまで、落ち着いて立ち続ける

あの日、あの部屋で、私は場違いだった。そして、ふさわしいふりもしなかった。別人になることで信頼を得ようとはしなかった。完璧なプレゼンで彼らの心をつかもうともしなかった。ただそこに立ち、不快感とともに呼吸し、落ち着いて姿を見せ、前に進み続けた。

自信のギャップは、必ずしもあなたが間違った部屋にいることを意味しない。それは、自分自身の成長の入り口に立っていることを意味する。第一印象は重要だが、信頼はその場で勝ち取るとは限らない。後になって、誰も演じていない個人的な場で、信頼がようやく芽生えるだけの余白を得たときに試されるのだ。

(forbes.com 原文)

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