レジャー業界に激震が走る動きがあった。ドバイのあるテーマパークが、米フロリダ州オーランドのウォルト・ディズニー・ワールド(Walt Disney World)内にある「マジック・キングダム(the Magic Kingdom)」を1日平均来場者数で上回り、世界の来場者数ランキングの首位に躍り出たことを明らかにした報告書が発表されたためである。
米誌『フォーチュン(Fortune)』が報じたように、何十年もの間、ディズニーのおとぎ話をテーマにした旗艦(フラッグシップ)パークが、確固たる来場者数世界1位の座を保持してきた。では、アラブ首長国連邦(UAE)はどのようにして、この栄えある王冠を突如として手に入れたのだろうか。
「グローバル・ビレッジ(Global Village)」と呼ばれるこのパークは、ドバイの首長であるシェイク・モハメド・ビン・ラシド・アル・マクトゥーム(Sheikh Mohammed bin Rashid Al Maktoum)が、自身の企業であるドバイ・ホールディング・エンターテインメント(DHE)を通じて所有している。その極めて優秀な最高経営責任者(CEO)であるフェルナンド・エイロア(Fernando Eiroa)は、テーマパークやアトラクションをはじめとする「体験型エンターテインメント(Location-Based Entertainment)」業界で20年以上の実績を誇る。
2021年にDHEに加わる前、エイロアは世界に320以上の施設ネットワークを持つ、屋内型アクティブ・レクリエーション施設の世界最大の開発・運営・フランチャイザーであるサーカス・トリックス(CircusTrix、現Sky Zone)のCEOを務めていた。また、2025年に世界最大の家族経営テーマ型アトラクション企業であるハーシェンド・ファミリー・エンターテインメント(Herschend Family Entertainment)に売却された米国のレジャーパーク運営会社パレス・エンターテインメント(Palace Entertainment)のCEOも務めた。しかし、彼の前職としておそらく最もよく知られているのは、14カ国で60以上のパークを運営するスペイン最大のレジャーパーク運営会社パルケス・レウニドス(Parques Reunidos)のCEOであったことと、同社の上場を主導したことだろう。
彼のリーダーシップのもと、グローバル・ビレッジはテーマパーク業界の巨人へと成長した。まず注目すべきは、その来場者数に関する計算が妥当であるという点だ。



