重要なお知らせ 「Forbes」の名称を使用した営業活動にご注意ください

AI

2026.10.06 12:30

アマプラ版ドラマ『キャリー』、SNS時代への刷新と恐怖を84%の批評家が支持

向かって左から、サマンサ・スローヤン、サマー・H・ハウエル、マイク・フラナガン。Photo by Theo Wargo/Getty Images

向かって左から、サマンサ・スローヤン、サマー・H・ハウエル、マイク・フラナガン。Photo by Theo Wargo/Getty Images

スティーヴン・キングが1974年に発表したホラー小説『キャリー』は、母親から虐待を受け、高校でいじめにさらされる少女キャリーが、危険な力に目覚める物語だ。マイク・フラナガンが、この物語をアマゾン Prime Videoで配信されるドラマシリーズとして映像化した。新作では舞台をSNS時代に移し、学校でのいじめに加えて、ソーシャルメディアが10代の若者にもたらす残酷さを描く。米映画・テレビ批評サイトRotten Tomatoes(ロッテン・トマト、以下RT)では、批評家から高い評価を得ている。

SNS時代の高校で、キャリーの危険な力が目覚める

『ザ・ホーンティング・オブ・ヒルハウス』『ドクター・スリープ』のフラナガンが手がけた『キャリー』では、『チャイルド・プレイ ~チャッキーの狂気病棟~』のサマー・H・ハウエルが主人公キャリー・ホワイトを演じる。キャリーは内気な少女で、過剰なほど過保護な母マーガレット(サマンサ・スローヤン)から精神的虐待を受け、外界から隔てられて育った。

父が悲惨な事故で亡くなると、マーガレットは働かざるを得なくなる。キャリーも初めて高校へ通うことになり、すぐにいじめやSNSの残酷な現実にさらされる。同時に、自分が急速に強まる極めて危険な力を持っていることにも気づく。

米国のテレビ視聴区分で成人向けを示すTV-MAに指定された本作には、シエナ・アグドン(実写版『リロ&スティッチ』)、アーサー・コンティ(『ビートルジュース ビートルジュース』)、アンバー・ミッドサンダー(『プレデター:ザ・プレイ』)、マシュー・リラード(『スクリーム7』)も出演する。さらに、アリソン・ソーントン(『スクール・スピリッツ』)、ジョエル・オウレット、ジョシー・トータ、タライア・ドゥデクが名を連ねる。

『キャリー』全8話は米国時間10月7日からPrime VideoでRTの配信が始まる。10月5日時点で、トマトメーターは69件のレビューに基づく批評家スコアが84%で、肯定的評価を示す「フレッシュ」となっている。認証済みユーザーの評価に基づくオーディエンス・サマリーとポップコーンメーターのスコアは、まだ出ていない。

RTは批評家の総評をこうまとめている。

「マイク・フラナガンは、思いやりと創意を加えながら、10代の少女キャリーをめぐる物語世界を巧みに広げた。時代を超える作品に現代性を吹き込み、新しいキャリー像が形づくられていく過程で、出演者全員に輝く機会を与えている」。

1976年版は高評価、2002年版と2013年版は「ロッテン」

『キャリー』が最初に映像化されたのは、ブライアン・デ・パルマ監督による1976年版だ。シシー・スペイセクがキャリー・ホワイト、パイパー・ローリーがマーガレット・ホワイトを演じた。スペイセクはアカデミー主演女優賞、ローリーは同助演女優賞にノミネートされた。

1976年版『キャリー』は、82件のレビューに基づくRTの批評家スコアが94%との「フレッシュ」なっている。観客によるポップコーンメーターも、25万件を超す認証済みユーザーの評価に基づき77%の「フレッシュ」だ。

RTは同作について、次のように総評している。

「『キャリー』は超能力、高校の残酷さ、10代の苦悩を描く恐ろしい物語だ。さらに、映画史上最も記憶に残る不穏なプロム場面の1つを生み出した」。

その後の2作品はいずれも批評家評価が低迷

1976年版の公開後、『キャリー』はさらに2回映像化された。2002年のテレビ映画では、アンジェラ・ベティスがキャリー、パトリシア・クラークソンがマーガレットを演じた。この版はRTで酷評され、41件のレビューに基づく批評家スコアは32%の「ロッテン」だった。5万件を超す認証済みユーザーによるポップコーンメーターも49%の「ロッテン」となっている。

『キャリー』が初めて劇場映画としてリメークされたのは2013年版だ。クロエ・グレース・モレッツがキャリー、ジュリアン・ムーアがマーガレットを演じた。批評家スコアは2002年版を上回ったものの、185件のレビューに基づき51%で「ロッテン」だった。5万件を超す認証済みユーザーによるポップコーンメーターも44%の「ロッテン」となっている。

(編注:以降、ネタバレが含まれています)

次ページ > 高評価の批評家は現代化と独自性、演技を支持

タグ:

advertisement

ForbesBrandVoice

人気記事