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働き方

2026.10.08 14:00

「一緒に働ける人」と「同じ部屋にいられる人」は別、職場の人間関係の落とし穴

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何年も一緒に働いてきて、その判断力に敬意を抱き、一緒にいて楽しいと感じている相手でも、同じオフィスを共有するとなるとまったく話が別だ、と気づくことがある。

たとえば、電話はすべてスピーカーフォンでかける、12月でも窓を開けておきたがる、思いついたことをその都度口に出さないと気が済まない──そんな癖の持ち主かもしれない。一つひとつを見れば、どれも大した問題ではないように思える。しかし、1メートルほどの距離で半年も隣り合って座り続けていると、「咀嚼音などの些細な生活音はどれくらいまで許されるのか」について、自分でも驚くほど強い意見を持つようになっているかもしれない。

オフィスを共有するというのは、職業上、少し特殊な関係だ。誰かと暮らすときに感じる小さな苛立ちの多くを経験することになるが、それを話し合えるだけの親密さがあるとは限らない。相手の習慣を知り、家族との会話を耳にし、その日の気分の浮き沈みにも次第に通じていく。それでいて、「ペンを机に打ちつけるのをやめてほしい」と頼むのは、家でパートナーに同じことを頼むよりずっと気まずく感じたりする。

難しいのは、多くの人が「分別ある大人が2人いれば、同じ空間をどう使うかは自然に折り合いがつく」と考えて共有オフィスに入ることだ。実際にそうなる場合もある。だが、人によって快適な職場環境の捉え方は驚くほど異なる。そして、自分にとっては日常的な習慣が、毎日それに接する他人にとってどれほど苛立たしいものになり得るかを、私たちはあまり自覚していない。

「感じの良さ」と「常に話しかけやすいこと」の違い

デスクに向かい、複雑な作業の途中にいる場面を思い浮かべてほしい。そこへ同僚が、ふと伝えたいことを思い出す。昨日2人で出席した会議のことかもしれないし、たった今届いたメールの話、あるいは週末の面白いエピソードかもしれない。あなたは顔を上げ、礼儀正しく応じ、その話題で5分ほど会話する。やがて会話は終わり、画面に戻るが、「中断される前に自分は何をしていたのか」を正確に思い出すのに苦労する。

これが毎朝、何度も繰り返されると想像してみてほしい。

オフィスを共有していて興味深いのは、話しかけた側が自分の行為を「邪魔」とは感じにくいことだ。伝えたいことがある、相手は近くに座っている、話しかけるのはごく自然な行為に思える。一方、話しかけられた側は、直前の40分間、集中していたかもしれない。職場での中断に関する研究では、こうした妨げが注意力にどう影響するか、未完了の作業に戻るためにどれほどの労力が必要になるかが調べられてきた。共有オフィスでは、そのコストが、双方が十分に自覚しないまま積み重なっていくことがある。

ここには、やっかいな社会的側面もある。「今は話しかけないでほしい」と伝えることは、たとえ相手にまったく悪意がなくても、必要以上に冷たい態度に見えてしまう。その結果、人は本当は参加したくない会話に熱心に加わり、あとになって会話を始めた相手に密かに苛立つ。常に話しかけやすそうに振る舞うことで、自分が最も嫌がる行動を、知らず知らずのうちに相手に促してしまうのだ。

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