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フォーブス共同編集者

Photo by Greg Williams/Eon Productions via Getty Images

ゴールドフィンガーからブロフェルドに至るまで、ジェームズ・ボンドの敵にとっては、ワールド・イズ・ノット・イナフだ。彼らはその富でそれを証明している。

007の新作「スペクター」が11月6日に公開されるのに合わせ、フォーブスでは過去の敵たちの純資産額を計算してみた。そして、この悪者たちの資産が合計で262億ドルに上ることがわかった。

この悪者たちのリストは007の映画から取られたものであり、内容が大きく異なっていることも多いイアン・フレミングの原作からではない。これらの純資産額予想は、現実の財産、企業、不動産などを比較対象にして試算された。この最終評価額の正確性については大幅に割り引いて考えるべきであり、あえてルールを破る覚悟も必要だ。

この秘密の純資産ランキングを調べてみたい方は、以下の紹介文ならびにリストをご覧いただきたい。


1.ヒューゴ・ドラックス 76億ドル
映画:007ムーンレイカー(1979)
富の源泉:宇宙探査
最後に目撃された場所:地球を周回しているところ
自慢の一品:エッフェル塔

彼の金儲けに一言:月探査ロケット打ち上げの収支は黒字。ドラックス・インダストリーズで宇宙ステーションを経営し、シャトル便を運航している。彼のエゴは宇宙に届くほどに膨れ上がっていて、フランスのお城をアメリカに輸出しようとしたこともある。ピアノの名人。伝統的な英国式紅茶を熱愛。


2.オーリック・ゴールドフィンガー 65億ドル
映画:007ゴールドフィンガー(1964)
富の源泉:金
最後に目撃された場所:ケンタッキー上空30,000フィート
自慢の一品:1937年型ロールスロイス・ファントム

彼の金儲けに一言:彼は投資における黄金ルールを無視して、財産の全てをただ一つのもの「金」につぎ込んでいる。有名な銀行嫌いであり、正規の貴金属商かつ国際的宝石商でもあるゴールドフィンガーは、隠し財産の全てをケンタッキーにある競走馬育成牧場の地中に埋めていると噂されている。雌馬以外にも、その富によってプッシー・ガロアも手に入れている。


3.マックス・ゾーリン 53億ドル
映画:007美しき獲物たち(1983)
富の源泉:マイクロチップ
最後に目撃された場所:ゴールデン・ゲート・ブリッジの上
自慢の一品:ヴェルサイユ宮殿なみのお城

彼の金儲けに一言:彼が経営する会社は革新的で、アメリカの巨大マイクロチップ企業の先駆けとなった。東ドイツ生まれの過度の野心家であり、敵を倒すことしか眼中にない。ライバルと競っていない時は競馬に夢中。熱心な乗馬愛好家でもある彼は、レースに勝ったことのある多くの種馬を所有し、そのフランスの豪邸では毎年、馬の即売会が開かれる。


4.エリオット・カーヴァー 39億ドル
映画:007トゥモロー・ネバー・ダイ(1997)
富の源泉:メディア
最後に目撃された場所:南シナ海
自慢の一品:ステルス艦

彼の金儲けに一言:出生が卑しいメディア界の大物。彼の半生とその成功は、カーヴァー・メディア・グループ(いくつかのテレビ局とドル箱のトゥモロー紙から成る)が中心。これらの企業はなりふり構わない報道姿勢で有名。中国びいきとヨット好きで知られる。


5.フランツ・サンチェス 10億ドル
映画:007消されたライセンス(1989)
富の源泉:麻薬密売
最後に目撃された場所:イスマス市の上の崖を運転しているところ
自慢の一品:人食いザメ

彼の金儲けに一言:CIAの情報では、サンチェスは南米最大規模のコカイン密売組織を保有している。アメリカ国内市場に深く浸透し、アメリカを何度も訪れているが、麻薬取引はいまだに困難を伴っている。広報の名人で、自国での人気は高い。自分に反対する者はすべて買収済み。仏教信者であり、コカイン工場の敷地内に瞑想用のお寺を持っている。


6.エルンスト・スタヴロ・ブロフェルド 6億4,000万ドル
映画:007ロシアより愛をこめて(1963)、007サンダーボール作戦(1965)、007は二度死ぬ(1967)、女王陛下の007(1969)、007ダイヤモンドは永遠に(1971)、007ユア・アイズ・オンリー(1981)
富の源泉:複数
最後に目撃された場所:発電所を検査しているところ
自慢の一品:毛の長いペルシャ猫

彼の金儲けに一言:敵対的買収の先駆者。スイスの不動産も所有しており、そこは隠れ家であり、かつ、スキンケアおよび若返りに関する研究所としても利用している(中には、生来のハゲを治すためのものと言う口の悪い人もいる)。元および現従業員からは、劣悪な職場環境と過酷な同僚との椅子取り競争に対する不満が聞かれる。ただ、間違いなく、彼はスペクターのNo.1だ。


7.カール・ストロンバーグ 6億2,500万ドル
映画:007私を愛したスパイ(1977)
富の源泉:海運業
最後に目撃された場所:海の中
自慢の一品:潜水研究基地

彼の金儲けに一言:潜水艦や海中研究所を含むまでに膨れ上がった彼の海の帝国が、どこまで広がっているのかを推し量ることは困難である。彼は全ての会議を海中の本部で行うように求めているが、来客や元の従業員からは、そのいい加減なエレベーターサービスと空気チューブへの過度の依存に対する不満が聞かれる。熱心な魚類学者であり、少なくとも1匹のサメをペットとして飼っているが、そこにはジョーズと呼ばれる中尉は含まれていない。


8.エレクトラ・キング 4億2,000万ドル
映画:007ワールド・イズ・ノット・イナフ(1999)
富の源泉:石油
最後に目撃された場所:トルコ イスタンブール
自慢の一品:チェーンソー付きヘリコプター

彼女の金儲けに一言:彼女は、石油で財をなした父親の膨大な富を相続し、今ではパイプライン事業を営んでいる。父親のロバートは資本家であり、英国政府の情報提供者でもあったが、以前エレクトラが誘拐された事件に関係していると見られるテロリストに襲われて死亡した。彼女と、以前父親の仲間やパートナーだった人たちとの関係は冷え込んでいる。


9.フランシスコ・スカラマンガ 1億1,500万ドル
映画:007黄金銃を持つ男(1974)
富の源泉:殺人
最後に目撃された場所:中国沖
自慢の一品:聞く必要があるのだろうか?

彼の金儲けに一言:乳首が3つあるというスカラマンガは、雇われる立場でありながら世界で指折りの富豪になった稀有な例である。しかし、1回につき100万ドルの料金を取れば、富は増える(死体も増える)。本業は殺し屋だが、仕事のない時は飛行機マニアであり、苦労してAMCマタドール・クーペを飛べるように改造した。


10.ドクター・ノオ 1億1,000万ドル
映画:007ドクター・ノオ(1962)
富の源泉:土地
最後に目撃された場所:ジャマイカ クラブ・キー島
自慢の一品:義手

彼の金儲けに一言:ドクター・ノオは絶海の孤島クラブ・キー島に住みながらも、隠遁生活を送る億万長者のイメージを覆す。博士は自宅を要塞化し、地元民に対する支配を確立している。原子物理学者としての教育を受けた博士の自宅は研究施設でもある。趣味は全然堅苦しいものではなく、水族館を作って珍しい魚を収集することを好む。シャンパン愛好家でもあり、数多くのビンテージものシャンパンを買い漁っている。

編集 = Forbes JAPAN 編集部

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