AIチャットボットで首位を維持するOpenAIのChatGPTは、2026年前半にウェブ訪問数の伸びが頭打ちになったように見えた。同じ時期、アンソロピック(Anthropic)のClaudeやグーグルのGeminiは強固な利用者基盤を築いた。ところが夏に入ると、ChatGPTのウェブ訪問数は再び増え始めた。セキュリティーを巡る深刻な問題が相次いだにもかかわらず、3カ月連続で増加し、2025年秋以来の高水準まで回復した。
2026年前半の停滞を抜け、ChatGPTの訪問数が再び伸び始める
ウェブサイトやアプリの利用動向を分析するSimilarweb(シミラーウェブ)の推計では、ChatGPTへの世界ウェブ訪問数は2026年9月に約59億回に達した。8月の56億回から増加し、推計62億回だった2025年10月以来の月間最多となった。
ChatGPTへの世界ウェブ訪問数は2025年10月以降低迷し、2026年2月には同年の最低水準となる54億回まで減った。6月にも54億回を記録したが、夏から増加に転じた。主要AIチャットボットへの全ウェブ訪問数に占めるChatGPTの割合もわずかに持ち直した。それでも、GeminiやClaudeが台頭する前の圧倒的な水準にはなお遠い。
シミラーウェブのデータによると、ChatGPTの割合は52.7%まで低下した後、2026年8月には約55.5%へ上昇した。2025年8月時点では約4分の3を占めており、2026年8月の水準とは大きな開きがある。
世界上位サイトでも際立つChatGPTの伸び
シミラーウェブが公表した2026年8月のデータでは、ChatGPTへの世界ウェブ訪問数が前月比3.45%増えた。訪問数が多い上位10サイトでは最大の伸びだった。グーグル、YouTube、Facebook、Instagram、TikTokなどはおおむね横ばいだった。XとRedditはそれぞれ2.99%、3.22%減り、上位10サイトで最大の落ち込みを記録した。



