米国時間2026年10月2日、米電気自動車(EV)大手テスラの株価が5%超上昇した。株高の材料となったのは、同日発表された第3四半期の世界納車台数だ。48万6532台と市場予想を上回った。ただし、前年同期比では2%減っている。2026年通年で3年連続の減少を避けるには、第4四半期に31万台超を納車する必要がある。
テスラ株5.29%高、納車台数が市場予想を上回る
10月2日午後0時10分時点で、テスラ株は5.29%高の372.85ドルだった。テスラは同日午前、第3四半期の納車台数を48万6532台と発表した。アナリスト予想平均の46万3761台を上回ったが、2025年同期の49万7099台からは2%減った。
車種別では、Model 3とModel Yが計47万8237台、その他の車種が8295台だった。
年間納車の3年連続減少を避けるには31万台超が必要
2026年通年の納車台数を2025年実績と同水準にし、3年連続の減少を避けるには、第4四半期に少なくとも31万1448台を納車する必要がある。
マスクの推定資産は約154兆円に増加
10月2日の株価上昇により、テスラの最高経営責任者(CEO)、イーロン・マスクの推定資産は532億ドル(約8兆4056億円)増加した。Forbesのリアルタイム富豪ランキングでは、10月2日午後0時10分時点の推定資産は9720億ドル(約153兆5760億円)となった。
AIなどへの投資が膨らみ、フリーキャッシュフローは赤字
テスラはAI、自動運転、ロボティクスへの投資を拡大している。第2四半期の設備投資は58億ドル(約9164億円)に達し、フリーキャッシュフローは11億ドル(約1738億円)の赤字となった。
自動車事業では、第2四半期に48万126台、第3四半期に48万6532台を納車した。中国のEVメーカーBYDなどとの競争も激化している。年間納車台数の減少が続く状況からの回復を目指している。
10月21日の取引終了後、第3四半期決算を発表予定
テスラは10月21日の取引終了後に第3四半期決算を発表する予定だ。第3四半期の納車実績が自動車事業の利益率安定につながったかが、投資家の焦点となる。



