マイクロソフトの株価は、この3カ月で約34%上昇した。そうなると気になるのは、この上昇が続くかどうかだ。
経営陣は、2026年(1〜12月)の設備投資を約1750億ドル(約27兆6000億円)と見込んでおり、この支出によって営業利益率が下がる可能性があるとしている。この投資が実際に実を結んでいるかどうかは、今後に控えるいくつかの節目で明らかになる。
今後6カ月のうちに、マイクロソフト株を最も大きく動かしうる決算発表などの日程は、次のとおりである。
・米国時間2026年10月27日: マイクロソフトが2027年度第1四半期(2026年7〜9月期)の決算を発表する。同社のクラウドサービスAzureの売上高が約45%伸びるという、経営陣の見通しが試される。株価への影響:上下どちらにも動きうる。
・米国時間2026年10月27日(アルファベット)、10月28日(アマゾン): グーグルの親会社アルファベットとアマゾンが決算を発表する。クラウドコンピューティングの需要を読む手がかりになる。株価への影響:上下どちらにも動きうる。
・2026年末まで: 2026年(1〜12月)の設備投資が締めくくられる。経営陣はその額を約1750億ドルと見込んでいる。株価への影響:逆風。
・米国時間2027年1月26日: マイクロソフトが2027年度第2四半期(2026年10〜12月期)の決算を発表する。2026年が終わってから最初の決算発表である。株価への影響:上下どちらにも動きうる。
・2027年度(2026年7月〜2027年6月)を通じて: 法人向けMicrosoft 365のクラウドサービスの伸び。経営陣は、利用者1人ごとに料金がかかるライセンスに、使った量に応じた課金が加わることで、伸びが加速するとみている。株価への影響:追い風。
10月27日:マイクロソフトの2027年度第1四半期決算
マイクロソフトは、米国時間2026年10月27日に2027年度第1四半期の決算を発表する予定だ。同社の会計年度は7月から翌年6月までなので、この四半期は2026年7〜9月にあたる。この決算のなかで株価を最も大きく動かしうるのは、クラウドコンピューティング事業のAzureである。
マイクロソフトは決算で、事業を3つの部門に分けている。Officeなどの「生産性・ビジネスプロセス」、Azureを含む「インテリジェントクラウド」、WindowsやゲームのXboxなどの「More Personal Computing」である。Azureの売上高はインテリジェントクラウド部門に含めて計上されており、2026年度第4四半期(2026年4〜6月期)には、マイクロソフト全体の売上高900億ドル(約14兆2000億円)のうち、393億ドル(約6兆2000億円)を同部門が占めた。3つの部門のなかで最も大きい。



