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I write about what success looks like today.

Danil Nevsky / shutterstock

職場のホリデー・パーティは、キャリアのためになるどころか、むしろキャリアを傷つける可能性がある。とりわけ、際限なく注がれる無料のアルコール飲料を、適量以上受け入れてしまった場合は、である。

アメリカは矛盾した社会習慣が存在する奇妙な国で、その矛盾は、祝祭が続く今のような時期に顔をのぞかせる。ヨーロッパではワインが気前よく振る舞われ、誰もそのことに異を唱えない。中東の一部の地域では、ワインは一滴も振る舞われず、酒を飲んでいるところを見られたら、刑務所行きだ。

アメリカは、その両極端を併せ持っている。たしかにアメリカ人はパーティとビール、ワイン、そしてアルコール入りのエッグノッグが大好きだ。ところが、それでいて、飲酒に対して極めて厳しい目を向ける。アメリカには禁酒運動や禁酒法があったし、飲酒運転防止母の会は目を吊り上げて怒る。また、1日の中である特定の時間にはアルコールを避けようとしたり、特定の同僚の前では飲まないようにしたりする習慣もある。

つまり、アメリカでは、社交の場で酒を飲むことにはリスクが伴うのだ。パーティの出席者の中には、酒を使って絆を深めようとする人もいるが、あなたがどのように自制するか観察して、パーティが開かれていない日にもあなたを尊敬できるかどうか見極めようとしている人もいる。

どのような態度でホリデー・パーティに臨むべきなのだろう? 今週私は、アニー・グレイスに助言を求めた。グレイスは、かつては仕事のストレスで飲み過ぎていたが、やがてそんな日々を捨てた企業重役だ。『This Naked Mind: Control Alcohol』を著したグレイスは、楽しみを失うのではないかと恐れたり、自分をさらけだしてしまうのではないかと不安を感じたりすることなく酒量を減らしたり酒をやめたりできるように、人々をサポートしている。

グレイスはその著書で、社会や個人とアルコールとの関係について、興味の尽きない議論を展開し、人はなぜ飲むのかという問題に斬り込んでいる。飲むべきか否か、飲むとすればどれくらいの量にすべきかを、読者が知る一助とするためである。従来の議論は、大衆向けのスピリチュアリティと、全か無かの断酒会に支配され過ぎてきたから、グレイスの声は貴重だ。

今月あなたが参加することになるかもしれないホリデー・パーティで、どうすれば抑制の効いた適度な飲み方ができるのかという差し迫った問題について、グレイスがためになるアドバイスをくれた。

1.水分が補給できるヘルシーな飲み物を素早く手に入れる
「はっきり言って、私達はみんな1日の終わりには脱水状態になっています。アルコール飲料は、喉が潤うように感じますが、実際には脱水症状を悪化させます。だから飲み過ぎてしまうのです」

まずは水分を補給できる飲み物、つまり、水、ジュース、ライムソーダ等を飲むことを、グレイスは勧めている。そういった飲み物をすでに手に持っていれば、アルコール飲料をその手に無理矢理押しつけられる可能性は低くなる。この1杯が、自分をコントロールしながらパーティを乗り切れるか、それともタガがはずれてしまうかの違いになり得るのだ。

2.何のために飲むかを意識する
「人は習慣のせいで飲んでしまうことがよくあります。そして、習慣だからこそ、あまり考えません」とグレイスは言う。「飲む前に、いくつか自分に質問をして、アルコールとの関係を意識しましょう。飲むのは社交のためですか? お酒を飲む最も一般的な理由は社交ですが、そんな理由は、ちっとも筋が通っていません。他のことをする理由に、社交を挙げたりしませんよね。『社交のために』サッカーをしたりはしないでしょう。社交のためという理由は正しいのかどうか、飲む前に考えてみてください。お酒なんて飲みたくなかったと気づいて、びっくりするかもしれませんよ」

3.考え方を変える
今年のホリデー・シーズンに、後悔しないために酒量を減らしたい人達に、グレイスはこう提案する。「何か損をするかのように考えるのはやめて、むしろこのシンプルな決心をすることによって得られるものについて考えましょう。思考が澄んで、より健康になり、気持ちよく朝を迎えられるのですよ」

4.積極的かつ肯定的に
飲酒によって結ばれている人達と一緒にいる時に突然酒量を減らすと、問題が生じることがあると、グレイスは指摘する。友人達も、彼ら自身とアルコールとの関係について不安を覚えるようになることがあるのだ。そういう時は、「ノー」と言うのが難しくなると、グレイスは認める。
「代わりに『イエス』と言えば、気まずくならずにすみます」とグレイスはアドバイスする。「たとえば、何か飲みたいかと訊かれたら、『ええ、ダイエットコーラが飲みたいですね』と答えるのです。こんなふうに肯定的な答え方をすれば、気まずくならずにすみます。ビールか、それとも何か他のアルコール飲料が飲みたいかと具体的に尋ねられたら、『ノー』と答えることもできますが、『いいえ、ありがとう』と答えた直後に、ほしい飲み物を言えば、そのやり取りに必要以上の深い意味を持たせたりせずにすみます」

編集 = Forbes JAPAN 編集部

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