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2026.10.11 18:00

頭のいい人が無意識に実践、「直感と裏づけ」を組み合わせた思考習慣

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会議中に誰かが質問をした場面を想像してほしい。あなたはほぼ即座に答えを思い浮かべるが、あまりに早く答えると十分考えていないように感じられるため、口に出すのを控える。1分後、長い間を置いてから同僚があなたが考えたものと同じ答えを口にすると、その場にいる全員がうなずく。

ほとんどの人がこのような経験をしたことがあるはずだ。その根底には「良い思考とは、時間をかけて熟考するものでなければならない」という通説がある。そのため、すぐに浮かんだ答えは考え抜かれた答えよりも信頼性が低いに違いないと思ってしまうのだ。

推論に関する研究では、この考え方は部分的にしか正しくないことが示唆されている。優れた思考力を持つ人は最初の試みですぐに正しい答えにたどり着くことが多い。彼らを際立たせているのはその次に取る行動、つまり最初に浮かんだ答えをそのまま採用する前に少し時間を取って確認する点にある。

実際にはこれは、最初に浮かんだ答えを退けるべきものではなく妥当な出発点として扱い、それを採用すると決める前にすばやく率直に確認することを意味する。

「すばやい思考」の評判が低い理由

何十年もの間、推論を理解するための主要な枠組みとなってきたのが二重過程理論だ。行動経済学者のダニエル・カーネマンが「速い」思考と「遅い」思考という概念を提唱したことでこの理論は広く一般に知られるようになった。速い思考は迅速かつ自動的であるのに対し、遅い思考は努力を要し、慎重に行われる。この考え方では、遅い思考が速い思考の犯した間違いに気づき、それを修正するときに人は適切な推論ができるとされている。

典型例として挙げられるのが短いなぞなぞだ。「バットとボールの合計金額が1ドル10セントで、バットはボールより1ドル高い。では、ボールはいくらでしょう?」。大半の人が最初に思い浮かべる答えは10セントだが、正解は5セントだ。従来の考え方では、正解を導き出すにはいったん立ち止まって最初の答えを疑い、計算をやり直す必要があるとされている。

このような問題では、時間をかけて考えることで多くの人が間違わない。だがここ数年の研究によると、それだけでは説明がつかないようだ。

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翻訳=溝口慈子

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