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2026.10.02 10:15

グーグル親会社アルファベット株は「お買い得」か、PERが示す割安感の裏にある真実

Photo Agency - stock.adobe.com

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直近1年の利益に対する株価の水準で測ると、グーグルの親会社であるアルファベットの株は、S&P500構成銘柄の中央値と比較して22%割安な水準にある。ところが、アルファベットの売上高はこの1年で20.1%増えている。売上高成長率の中央値は8.3%だ。

成長の速い企業ほど、投資家は株価を高く評価するのが普通だ。では、アルファベット株が割安に評価されているのは、本当にお買い得だからなのか。それとも、何かを警告するサインなのだろうか。

利益で見れば、アルファベット株は割安に見える

直近12カ月の米国会計基準(GAAP)に基づく純利益で評価すると、アルファベット株はたしかにお買い得に見える。株価収益率(PER)は、1株当たり利益(EPS)に対して株価が何倍まで買われているかを示す指標だ。アルファベットのPERは17倍で、S&P500の中央値の企業の21.7倍を下回る。

アルファベットは、売上高のうち手元に残す割合も、中央値の企業より大きい。アルファベットの直近12カ月の営業利益率は33.1%だ。S&P500の中央値の企業では18.6%にとどまる。それでも、これほど利益を上げている企業にしては、アルファベットのPERは低い。その理由の一端は、利益の中身にある。

アルファベットのPERはなぜ低いのか

アルファベットのPERが低い理由の1つは、最近の利益に巨額の含み益(保有資産の値上がりによる利益で、売却して確定させる前のもの)が入っていることである。アルファベットの直近12カ月の純利益率は55%と、1年前の31%から上がった。経営陣によると、本業以外の損益をまとめた「その他の収益」は、2026年度第2四半期(4〜6月期)に980億ドル(約15兆3900億円)に達した。主な要因は、同社が保有する株式の含み益である。こうした含み益が利益に含まれているため、それを除いて計算すれば、アルファベットのPERはもっと高くなる。

含み益を別にしても、アルファベットの本業はこの3年で強くなっている。直近12カ月の営業利益率は33.1%で、3年前の26%を上回る。この1年の売上高の伸び(20.1%)も、過去3年の年平均である15.5%を上回った。一方で見劣りするのが、事業で稼いだ現金から設備投資などを差し引いて手元に残る「フリーキャッシュフロー」である。同社がAIに巨額の資金を投じているためだ。

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翻訳=酒匂寛

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