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2026.10.01 09:00

中国でiPhone 18 Pro販売好調、アップルが高価格帯で存在感

Photo by Firdous Nazir/NurPhoto via Getty Image

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アップルのiPhone 18 Proシリーズが、中国で飛ぶように売れている。

米国時間2026年9月30日、カウンターポイントリサーチが報告書を公表した。新しいProモデルの発売後3日間の販売台数は、前年のiPhone 17 Proが発売後1週間で記録した台数を12%上回った。

カウンターポイントリサーチの週次集計は9月14~20日を対象としており、iPhone 18 Proシリーズが実際に販売されたのは発売日の9月18日から、つまり18~20日の3日間だけだった。それでもアップルは、この週の中国スマホ市場で販売シェア33%を獲得し、メーカー別首位に立った。中国では通常、アップルはファーウェイ、OPPO、vivo(ビボ)、シャオミと上位を分け合っており、週間首位となるのは異例だ。

中国スマホ販売17%減でもアップルは週間シェア33%を確保

アップルの販売シェア33%が際立つのは、中国のスマホ市場そのものが縮小しているからだ。カウンターポイントリサーチによると、中国の週間スマホ販売台数は、需要低迷とメモリー価格上昇が続く状況で、7月以降は前年同期比で2桁減となっている。iPhone 18 Proシリーズが発売された9月14~20日の週も、市場全体の販売台数は2025年の同じ週を17%下回った。市場が落ち込む週に33%のシェアを確保したことは、アップルの高価格帯での強さを示している。

メモリー価格は第2四半期の急騰後も上昇が続く

スマホメーカーを圧迫している大きな要因が、メモリー価格の上昇だ。半導体メーカーは、より多くのメモリーをAIデータセンター向けに振り向けている。従来型DRAMと呼ばれる半導体メモリーの契約価格は、2026年第2四半期に前四半期比で約60%上昇した。市場調査会社TrendForceは、第3四半期にもさらに13~18%上昇すると予測していた。こうしたメモリー価格の上昇により、中国で販売されるスマホはどの機種も1年前より製造コストが高くなっている。

なぜProモデルの先行発売が高価格帯への需要を集めたのか

アップルの初動を押し上げた要因の1つが、発売方法だ。標準モデルのiPhone 18を同時発売せず、iPhone 18 Proシリーズだけを先に投入したことで、買い替え需要をより高価なProモデルへ集めた。

標準モデルのiPhone 18は2027年春に発売される予定だ。アップルの供給企業ペガトロンが8月に、Proモデルと標準モデルを別時期に発売する方針を確認した。アップル初の折りたたみスマホであるiPhone Duoの米国価格は1999ドルで、10月16日に予約を開始し、10月23日に70カ国超で発売される。9月18日からiPhone Duoの発売までは、店頭で購入できる新型iPhoneはProモデルだけとなる。

(編注:日本での価格は、iPhone 18 Proが21万9800円から、iPhone Duoが36万4800円から)

カウンターポイントリサーチのシニアアナリスト、アイバン・ラムは、標準モデルの発売を2027年春まで遅らせたことで、一部の購入者がProモデルを選んだ可能性があるとみる。アップルは初期需要をProモデルへ集め、販売台数を伸ばしにくい四半期でも、最も高価な機種の販売を増やせる。

ブランド力と販売規模でアップルは高い価格を維持できる

中国でProモデルの先行発売が機能する背景には、アップルのブランド力がある。中国の多くの消費者は、iPhoneを製品仕様とはほとんど関係なく、憧れの品や社会的な地位を示す象徴として捉えている。こうしたブランド認識がアップルの高い価格設定を支えており、中国メーカーは高性能カメラ、長持ちするバッテリー、AI機能を備えても、同じ価格設定を容易には再現できない。

ブランド力による価格面の優位性を、アップルの事業規模も支える。世界で扱う台数の多さとサプライチェーンに対する交渉力により、アップルは規模の小さい競合より部品価格の上昇を吸収しやすい。

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