「1300の広告を分析した結果、2015年は感情に訴える広告が多かったことが分かります。まず、心温まる癒し系広告が人気となりました。毛がフワフワのペットやシンプルなストーリーは見る人の心を和ませ、多くの人がそれをシェアしました」と、Unrulyの共同創業者、サラ・ウッドは述べる。
「一方で、社会問題への取り組みに焦点を当てた、強い悲しみにフォーカスした広告も人気を獲得しました。これは、視聴者らがより高い意識を持つようになった結果と言えます」と彼女は語る。
「来年のトレンドとしては、映画のエッセンスを取り入れたものが流行ると考えます。また、2016年は、オリンピックや欧州選手権、大統領選挙など、4年に1度のイベントがいくつも開催される年です。消費者の気を引くためにはそういったイベントに絡めたメッセージを発信していくことも大事です」
本ランキングのデータは2015年1月1日から11月16日の期間で集計。Unruly社独自のリサーチツールを使用した。ランキングの対象となったのは2015年に公開されたネット広告のみ。映画やテレビ番組のプロモ動画は含まれてない。件数はシェアされた回数。
1位:アンドロイド「フレンズ・ファーエバー(Friends Furever)」
シェア数:643万件
2位:ディズニー「Disney Characters Surprise Shoppers」
シェア数:394万件
3位:ピュリナ「This Man Found His Soulmate In A Puppy And It’s Adorable」
シェア数:302万件
4位:ロックby ロナウド/モンスター「Cristiano Ronaldo – People are going to think I’m crazy!」
シェア数:299万件
5位:バドワイザー、スーパーボールのコマーシャル「ロストドッグ」
シェア数:280万件
6位:アド・カウンシル「 Diversity & Inclusion – Love Has No Labels」
シェア数:274万件
7位:ゾルバ「Maya」
シェア数:263万件
8位:Fanpage.it「Slap her”: children’s reactions 」
シェア数:236万件
9位:マイクロソフト「Robert Downey Jr. Delivers a Real Bionic Arm」
シェア数:211万件
10位:クリネックス「 Unlikely Best Friends」
シェア数:202万件