宇宙

2026.09.29 17:00

「土星の環」が最も美しく見え、カシオペヤ座が秋を彩る 今週の夜空

ハッブル宇宙望遠鏡が2025年8月29日に撮影した土星(NASA, ESA, STScI, Agustin Sánchez-Lavega (UPV), Amy Simon (NASA-GSFC), Michael Wong (UC Berkeley); Image Processing: Alyssa Pagan)

ハッブル宇宙望遠鏡が2025年8月29日に撮影した土星(NASA, ESA, STScI, Agustin Sánchez-Lavega (UPV), Amy Simon (NASA-GSFC), Michael Wong (UC Berkeley); Image Processing: Alyssa Pagan)

今週の主役は、土星。見事な環を持つこの惑星は、今週末に「衝(しょう)」となり、今年いちばんの見ごろを迎える。衝の土星は地球から見て太陽と正反対の位置にあり、最も明るく、最も大きく見えるため観測の好機だ。

昨年は環をほぼ真横から見る格好だったが、今は傾きが少しずつ大きくなり、誰もが想像する土星の姿に近づきつつある。肉眼でも双眼鏡でも、もちろん望遠鏡でも見ごたえのある天体である。次の衝は来年10月18日まで待たなければならないので、チャンスを逃さないでほしい。

9月29日(火)からの1週間の夜空の見どころをまとめた。

9月30日(水):月とすばるが出会う

月齢19の月が30日の宵から翌1日の明け方にかけて、おうし座のプレアデス星団(和名:すばる)と大接近する。月が明るいため少々見づらいが、双眼鏡を使えば美しい眺めを楽しめるだろう。

2026年9月30日(東京:午後11時半頃)の東の空(Stellarium)
2026年9月30日(東京:午後11時半頃)の東の空(Stellarium)

10月3日(土):下弦の月

月が夜遅くまで昇ってこないため、宵のうちは月明かりのない星空を楽しめる。下弦の月を過ぎると月の出が深夜帯となり、暗い夜空の時間が長くなっていく。

神奈川県川崎市から都心方面の夜景と「下弦の月」の出(stock.adobe.com)
神奈川県川崎市から都心方面の夜景と「下弦の月」の出(stock.adobe.com)

10月4日(日):土星が衝

衝の土星は地球を挟んで太陽と正反対の位置にあるため、日没と入れ替わりに昇り、一晩じゅう夜空に輝き、日の出とともに沈む。今年最も明るく、最も地球に近い土星はくじら座にあり、肉眼でも簡単に見つけられる。ただ、これまで天体望遠鏡で土星を見たことがなければ、今こそ観察してみよう。

土星。2026年8月24日、国立天文台・50センチ公開望遠鏡で撮影(国立天文台)
土星。2026年8月24日、国立天文台・50センチ公開望遠鏡で撮影(国立天文台)
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翻訳・編集=荻原藤緒

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