アドビの2026年ホリデー商戦向けオンライン支出予測によると、米国の消費者が11~12月にオンラインで支出する金額は、過去最高の2751億ドル(約43兆1907億円)に達する見通しだ。10月もオンライン支出が伸び、商戦本番前から消費が活発になると予測している。
10~12月のオンライン支出は約58兆900億円を超える見通し
アドビは、この予測に米国の小売サイトへの1兆回超の訪問データを使用している。データはアドビ・アナリティクスで集計・分析したもので、11~12月のオンライン支出は2025年の同時期から6.7%増える見込みだ。2025年の伸び率は6.8%で、2026年もほぼ同じ水準になるとみている。
2026年10月の予想支出も加えると、10~12月のオンライン支出は3700億ドル(約58兆900億円)を超える可能性がある。
アドビ・デジタル・インサイツのディレクター、ビベック・パンディアは取材で次のように述べた。「ブランドにとって、ホリデー商戦期に支出の勢いをどこまで高められるかは極めて重要だ」。
パンディアは、消費者がホリデー商戦期に大幅な値引きや割安感のある商品を見つけられると認識しているため、需要は底堅く続くとみる。10月の大型セールから、11月27日のブラックフライデー、11月30日のサイバーマンデーまで買い物が続き、小売支出全体に占めるオンラインの比率も高まるという。
ホリデー商戦の小売支出、4分の1がオンラインへ
アドビは、2026年のホリデー商戦では小売支出の4分の1がオンラインになると予測する。2025年は5分の1だった。パンディアは、オンライン支出の比率上昇について次のように述べた。「商戦の形に興味深い影響を与える」。
AIは2026年のホリデー商戦でも消費者の購入判断を後押しすると見込まれる。アドビは、AIが購入判断に与える影響を2024年のホリデー商戦から継続的に調査している。
また、10月6~7日に開かれるアマゾンのプライム会員向け大型セール「プライム・ビッグ・ディール・デイズ(Prime Big Deal Days)」などを背景に、10月のオンライン支出は前年比8%増の958億ドル(約15兆406億円)に達する見通しだ。10月6~7日の2日間だけで、値引きを背景に100億ドル(約1兆5700億円)近くが支出されるとアドビはみている。



