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2026.09.29 10:15

米ゲームストップが74億円超の自社株買い、「eBay買収戦略」の行方

Tigarto/stock.adobe.com

それでも同氏の買い増しは議論を変える。コーエンは、自身が避けてきたリスクを株主に取るよう求めている。問題は、彼個人の資金リスクが、eBayの買収価格に対して彼をより規律的にさせるのか、それとも買収完了への意志をより強固にさせるのかという点だ。

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ゲームストップの小売再建には限界がある

直近四半期は、多くの投資家の予想を上回る内容だった。営業利益は前年の6640万ドル(約105億円)から1億6020万ドル(約252億円)に増加し、ゲームストップの歴史上、第2四半期として最高の営業利益となった。調整後EBITDA(一時的損益を除いた本業の稼ぎ)は7570万ドル(約119億円)から1億7400万ドル(約274億円)に増え、販売費および一般管理費は2億1880万ドル(約345億円)から1億8710万ドル(約295億円)に減少した。

コーエンは事業をよりスリムにした点で評価に値する。長年にわたる店舗閉鎖と経費削減により、かつてゲームストップの現金を食い尽くす恐れがあったコスト構造の多くが取り除かれた。コレクターズアイテム(コレクティブル)も実質的な事業となり、四半期売上高は57%増の3億5630万ドル(約561億円)に達した。

コレクターズアイテムは現在、売上高の45.1%を占めており、1年前の23.4%から上昇した。ゲームストップは、物理的なビデオゲームへの依存を、トレーディングカードや、顧客が今も店舗で購入したいと考える他の商品へと徐々に置き換えている。

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この改善は軽視すべきではない。ただし、売上高の大幅な減少と同時に起きている点も見逃せない。四半期売上高は約19%減の7億9020万ドル(約1250億円)となった。ビデオゲームの売上高は4億9460万ドル(約779億円)から2億6320万ドル(約415億円)に落ち込んだ。

前年はNintendo Switch 2の発売による恩恵を受けており、最近の店舗閉鎖やフランス事業の売却も影響した。そうした要因を考慮しても、ゲームストップはより小さな会社として、より良い利益を生み出している。

そこには価値があるが、コスト削減には限界がある。今後のリターンは、コレクターズアイテムが成長を続けられるか、最も容易な節約効果を取り込んだ後も残された店舗が収益性を維持できるか、にかかっている。

利益についても分析が必要だ。ゲームストップは純利益2億9870万ドル(約471億円)を計上したが、調整後純利益は1億6110万ドル(約254億円)だった。同社はすでに、eBayの株式および金融商品(デリバティブ)ポジションに関連する約2億3800万ドル(約375億円)の四半期利益を開示しており、これはデジタル資産に関する約7500万ドル(約118億円)の損失で一部相殺されている。

小売事業は大きく改善した。同時に、eBayは報告された業績をかなり強く見せるのに寄与した。投資家は今、性質が大きく異なる2つの収益源を評価しなければならない。

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編集=鈴木喜生

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