健康

2026.09.28 17:22

与えられた希望を、行動に移せ

stock.adobe.com

stock.adobe.com

Forbesに数多くの記事を書いてきたなかで、自己認識や、自己認識を高めることがいかに脳の配線を組み替える助けになるかといったテーマについて、読者からすばらしい反響をもらい、うれしい驚きを覚えている。

こうした内容の記事を発表するたびに、読者から、私の言葉が希望を与えてくれたという声が届く。自分の習慣は固定されたものではなく、自分の脳も、その中で生き続けるしかない完成品などではないと、ようやく信じられるようになったというのだ。そうした声は私を励まし、私自身の歩みを思い出させてくれる。

私もこれまで何度も、空港や待合室に座り、生き方について希望と新たな知識を与えてくれるオンライン記事を読んできた。それはいつも心躍る体験だった。だが、その過程で重要な発見もした。

希望だけでは始まりにすぎない。希望が個人の変容につながるには、それに基づいて行動しなければならない。

優れたアイデアがもたらす高揚感

脳やエゴ、人間の可能性について新しい概念を知ると、化学反応に近いものが生じる。体が軽くなったように感じ、まるで世の中の多くの人が見逃していた秘密を見つけたかのような気持ちになる。そして数日間は、会う人ごとにその話をしてしまう。

しかし、その高揚感はやがて薄れ、習慣は静かに以前の状態へと戻り、結局何も変わらない。私自身、まさにこの過ちを何年も繰り返してきた者として、これを書いている。新しい洞察を常に求めるあまり、知識を得ることに時間を使いすぎ、それを実践に移すことにはあまりにも時間を割いてこなかったのだ。

その代償は、最終的に非常に大きかった。そして方向転換して初めて、私の人生は改善し始めた。

科学が実際に約束していること

神経可塑性は実在する。研究者たちは、成人の脳も生涯を通じて新しい神経結合を形成し続けることを示している。自分のパターンは変えられないと思い込んでいる人にとって、これは本当に朗報だ。

クマール・J・クマール博士と共著者チームは、医学誌Cureusに掲載された2023年のレビューでこのエビデンスを概観し、神経損傷からの回復を支援するために現在臨床で用いられているさまざまなアプローチを整理した。もちろん、この研究が約束していないのは、可塑性について読むだけで可塑性が生じるということだ。

Forbesシニアコントリビューターのネル・デリック・デブヴォワーズ氏は、本誌で、エゴに突き動かされたリーダーシップスタイルから離れていった私自身の道のりを取り上げ、その本質を的確に言い表している。恐れに基づいた古いパターンを定着させるのと同じ可塑性があるからこそ、それらを作り変えることも可能になるのだ。ただし、それは単なる気づき(インサイト)だけではなく、一貫した実践を通じてのみ実現する。

誰も築きたがらない橋

だからこそ私は、ほとんどの朝を、非常に古くから伝わる一連の動きを15分から20分行うことから始め、その前に短い言葉で意図を口にするようにしている。難しいことは何もないが、ヨガ、瞑想、そして意図の宣言で一日を始めることで、その日を通して受け取るさらなる知識を実践に移す準備が整うのだ。

何かを知ることと、それによって変わることの間には隔たりがあり、その橋を架けようとする人はごくわずかだ。このプロセスには時間がかかり、その作業はしばしば地味で反復的だ。しかしそれは、あなたが踏み出す最も重要な一歩の一つでもある。

希望は、別の人生が可能だと語りかけてくれる。しかし、そこへ連れて行ってくれるのは実践だけである。

(forbes.com 原文)

タグ:

advertisement

ForbesBrandVoice

人気記事