『ゴジラ-0.0』は、山崎貴監督が手がけた2023年の大ヒット作『ゴジラ-1.0』の待望の続編だ。米国時間2026年9月26日、ニューヨーク映画祭で世界初上映され、批評家から非常に高い評価を受けている。
『ゴジラ-0.0』は前作から2年後の1949年を描く
『ゴジラ-1.0』と同じく、『ゴジラ-0.0』でも山崎が脚本と監督を務め、映像の視覚効果を担うVFX部門の主要メンバーでもある。山崎は渋谷紀世子、髙橋正紀、野島達司とともに『ゴジラ-1.0』で2024年のアカデミー賞視覚効果賞を受賞した。ゴジラ映画38作品の歴史で、初めてアカデミー賞を受賞する快挙だった。
東宝が製作するゴジラ映画の39作目となる『ゴジラ-0.0』は、北米では2026年11月6日に劇場公開される予定だ(日本では11月3日予定)。物語は『ゴジラ-1.0』で描かれた衝撃的な出来事から2年後の1949年に始まる。東宝によると、敷島家の苦難は続き、家族は「まったく新たな災厄」に直面する。
初期14レビューで批評家スコア93%、前作は99%
9月26日夜の時点で、『ゴジラ-0.0』は14件のレビューに基づき、ロッテン・トマトのトマトメーターで93%を記録した。トマトメーターは、プロの批評家によるレビューのうち肯定的な評価の割合を示す指標で、60%以上なら「フレッシュ」とされる。『ゴジラ-0.0』も「フレッシュ」評価だ。
批評家による総評はまだ掲載されていない。チケット購入が確認されたユーザー評価に基づくポップコーンメーターのスコアと、観客レビューの要約も、11月の公開までは掲載されない可能性が高い。
『ゴジラ-0.0』の93%は高い評価だが、『ゴジラ-1.0』の批評家スコア99%を下回る。ただ、新作のレビューはまだ14件で、前作の213件とは大きな差がある。このため、11月の公開時には『ゴジラ-0.0』のスコアが上昇し、前作に並ぶ可能性も十分にある。
『ゴジラ-1.0』はロッテン・トマトの観客からも大きな支持を集めた。同作のポップコーンメーターは、5000件を超える、チケット購入が確認されたユーザー評価に基づき98%を記録した。
初期レビューでは大胆な作風を称賛、作品への留保も
ディスカッシング・フィルムのアンドリュー・J・サラザールは、『ゴジラ-0.0』を「フレッシュ」と評価した批評家の1人だ。「ハリウッドの大作では決して許されないほど大胆で、恐れを知らず、怒りに満ちている。山崎貴は、前作とは異なる種類の興奮をもたらす、まれな続編を作り上げた。この作品自体が驚異的な成果だ」と評した。
インディワイアのデビッド・アーリックも「フレッシュ」と評価した。「『ゴジラ-0.0』の終盤でも先行きは不確かなままで、3部作の中編という印象が強い。それでも『マイナスゼロ』は、シリーズのタイトルに並ぶ数字がなぜ意味を持ち始めているのかを、納得感のある形で示している」と述べた。
災害映画とホラーを融合し、視覚効果は量より質と評価
ガーディアンのジェシー・ハッセンジャーも本作を称賛した。「『ゴジラ-0.0』は、死闘に災害映画のスケールとホラー映画の牙を掛け合わせている。それでも過剰には走らず、前作と同じく視覚効果は量より質を重視している」と述べた。
「フレッシュ」評価にも留保、唯一の「ロッテン」は見せ場の少なさを指摘
ザ・ラップのウィリアム・ビビアーニは「フレッシュ」と評価しながらも、留保を示した。「優れたゴジラの続編で、歴代でも最高の続編の1本かもしれない。ただし、ゴジラ映画全体で見れば、傑作の1本というわけではない」と評した。
スラント・マガジンのイーライ・フリードバーグも「フレッシュ」と評価したが、「前作以上に、『ゴジラ-0.0』は、自ら惹かれる破壊の惨状そのものに苦悩しているように見える」と記した。
初期レビューで唯一「ロッテン」を付けたのは、デイリー・ビーストのニック・シェイガーだった。「最も優れた場面では、雷鳴のような威厳をまとって咆哮する。だが残念ながら、そうした場面は大作を気取る怪獣映画としてはあまりに少ない」と評した。
R指定の『ゴジラ-0.0』は、北米で2026年11月6日に劇場公開される(日本では11月3日予定)。



