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I write about business in India, especially the new economy.

Yavuz Sariyildiz / shutterstock

設立からわずか2年ほどの中国の電子機器メーカー、OnePlus(ワンプラス)は昨年末、世界で最も急速な成長を遂げるインドのスマートフォン市場に進出した。深圳に拠点を置く同社が提供するスタイリッシュな携帯電話は、破格の値段設定と同社ユーザーからの招待がなければ購入できないという「特別感」で、35カ国で人気を得ている。

可処分所得が増加しているインドの若年労働者をターゲットとするワンプラスは、販売では同国のタクシー配車サービスのOLA(オラ)と提携。また、製品供給の円滑化を目的に、電子機器受託製造の世界最大手フォックスコンと契約した。

フォーブスは先ごろ、インド市場が同社の今後の経営戦略に果たす極めて重要な役割について、ピート・ラウ(劉作虎)共同創業者兼CEOに話を聞いた。

印市場での業績について
進出した当初、同市場にはさほど大きく期待していなかった。調査結果では、300ドル(約3万6,000円)に相当する2万ルピーの携帯電話を購入する層は非常に少なく、国内で販売されている携帯電話の大半は6,000ルピー(100ドル)以下だった。ネット販売を委託しているアマゾン・インディアは当初の販売台数を約2万台と見込んだが、我々は5,000台程度を目指した。
発売してみると、2万台は瞬く間に売れた。需要が我々の予想をはるかに超えていたのだ。市場データは、必ずしも信頼に足るものではないのだ。

同市場の将来は
人口が10億人を超えるインドは、潜在力に満ちている。高性能の製品を購入できる層は、良い製品があれば実際に購入するだろう。若年層の多くには給与の約2カ月分にあたる貯蓄があり、気に入った携帯電話を買うだけの余裕がある。

中国の競合他社との違いは
起業当初から、我々は自らを国際企業と位置づけている。社名も「ワンプラス」という英語名にした。中国語では、「1」と「プラス」はあまり聞こえが良くないが、中国的な物の見方で決める必要はないと思った。我々はその時点から、中国の競合他社とは考え方が違う。国外で事業を行う中国企業ではなく、中国に拠点を置く国際企業なのだ。
本社には19カ国の出身者が勤務しており、開かれた、透明性のある職場環境が築かれている。これは、簡単に実現できることではない。

自社製品の強みは
我が社のユーザーの85%は、アップルとサムスン、ネクサスから乗り換えた人たちだ。高価格帯で、十分に競い合えていると思う。
我々は「ワンプラスX」のメタルフレームなど、製品の細かな部分に特に注意を払っている。金属製のフレームを採用すればユニボディよりも費用がかかるが、そうしたところで違いを生むためにリソースを使いたいと考えている。ユーザーはその違いに気づくはずだ。

印市場での課題は
インド市場に進出するなら、それについて学ばなければならない。より良いソフトウェアやサービスを提供するには、ユーザーのライフスタイルや文化、習慣を理解する必要がある。
インドでは交通渋滞がひどく、サービスセンターに出向くことは顧客にとって嫌な経験になり得る。欧米では不可能だが、インドでは人件費が安いこともあり、出張サービスを検討している。

今後の計画は
我が社の今年の販売目標は100万台だが、来年はさらに引き上げるつもりだ。2万ルピー以上の高価格帯の市場で、売上数の第一位を目指す。また、これまでは地域ごとに責任者を置く事業形態を取っていたが、再編成を行い、国内での事業全体を統括して運営することとした。
長期的にはプラットフォームとエコシステムの確立が目標だが、まだ先の話だ。今は、向こう2年間のためにより良い製品をつくりたい。ユーザーにより良い経験を提供する方法を考え、実現したいと考えている。

編集 = Forbes JAPAN 編集部

 

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