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2026.09.30 19:15

畳のある空間で集中力にも変化、い草の「なんとなく心地いい」を九州大学との共同研究で科学的に検証

プレスリリースより

プレスリリースより

畳の部屋に入るとなんとなく落ち着く。い草の香りを嗅ぐと心が安らぐ。日本人にとって昔からなじみ深い畳やい草にはそんな心地よさがある。この感覚を科学的に検証したのが、福岡県に本社を置くインテリアメーカーのイケヒコ・コーポレーションと九州大学大学院農学研究院による共同研究だ。これまで感覚的に語られてきたい草の心地よさを、心理評価や脳活動など、複数の視点から科学的に捉えた研究結果が発表された。

【調査概要】
研究主体:株式会社イケヒコ・コーポレーション、九州大学大学院農学研究院
研究対象:成人17人
研究方法:い草ござを使用した環境とポリプロピレン製ござを使用した環境を比較し、認知課題への反応時間、心理状態、脳波などを測定。実験空間の空気中の成分分析も実施。

い草のある空間で反応時間が短縮

今回の研究では、成人17人を対象に、い草ござを敷いた環境と香りのないポリプロピレン製ござを敷いた環境を比較した。参加者にはそれぞれの環境で認知課題に取り組んでもらい、反応時間や心理状態、脳波などを測定した。

その結果、い草のある環境ではポリプロピレン製ござを使用した環境と比較して、認知課題への反応時間が短縮した。また課題に取り組んでいる間には、注意や認知的な活動に関連する脳活動の変化が確認された。

加えて課題終了後の休憩時には、安静やリラックスした状態に関連する脳活動が維持されるなど、ストレスからの回復や適応を支える可能性も示された。つまりい草のある空間では、何かに集中して取り組む時間と、ゆっくり休む時間の両方に関連する変化が確認されたことになる。

次ページ > 「なんとなく癒される」い草の香りから特徴的な揮発性成分を確認

文=福島はるみ

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