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2026.09.25 10:30

Metaはなぜオーディオ専用のAIグラスをつくるのか 「カメラを内蔵しない」本当の意図

バッテリーを強化した「Ray-Ban Meta(Gen 3)」。日本でも9月下旬に発売される

バッテリーを強化した「Ray-Ban Meta(Gen 3)」。日本でも9月下旬に発売される

Metaが9月24日に米国で開催したイベント「Connect 2026」で、Meta AIを搭載するスマートグラスの新製品を発表した。アイウェアのエキスパートであるEssilorLuxottica(エシロールルックスオティカ)と提携により、展開してきたRay-Ban Metaシリーズのラインナップに、初めてカメラやディスプレイを内蔵しない“オーディオ専用”のAIグラスを加えた。新製品「Ray-Ban Meta Audio」を開発した背景を、Metaの担当者であるミキ・ロスチャイルド氏に聞いた。

Ray-Ban Meta AIグラスは第3世代へ

Metaが今回のイベントで発表した主なプロダクトは、Ray-Ban Meta Audioを含めると3種類ある。その中で最も早く日本に上陸するのが「Ray-Ban Meta(Gen 3)」だ。スマートグラス本体にカメラを内蔵する、Ray-Banブランドとのコラボレーションモデルの第3世代機で、フレームのタイプにはAviator、Zenaと定番のWayfarerがある。カラーはブラック、ハバナ(べっ甲)のほか、シーズン限定色を含む27色展開。本体に内蔵する6つのマイクによるアレイシステムで、コマンド・通話音声の認識精度を高めたほか、バッテリー持ちがGen 2よりも1時間長くなる。

日本国内では9月下旬以降、7万8900円で販売される。今年の5月から日本で販売を開始したGen 2世代のモデルも販売を継続し、度付きレンズの視力調整幅が広い眼鏡タイプのOpticsモデルには新色を加える。さらに8月26日から、日本で正式販売を開始したスタンダードモデルの「Meta Glasses」のコレクションも拡大する。

さらに、もうひとつの新製品「Meta VR Glasses」もある。ヘッドセットタイプの「Meta Quest」シリーズが築いてきたVR体験を、より軽量で装着性の高いスマートグラスタイプに持ち込む、Metaにとって新しいカテゴリーの製品だ。本機については後ほど解説する。

カメラを搭載しない「Ray-Ban Meta Audio」

今回注目するRay-Ban Meta Audioは、本体に写真・ビデオを記録するためのカメラを搭載せず、Meta AIとの会話、音楽再生、通話、メッセージへの返信など「音声中心」の体験に絞った。質量は最も軽いフレームを選ぶと43gで、バッテリー駆動は最長12時間。フレームの種類には、レトロな雰囲気のClubmasterと定番レクタングルスタイルのふたつを用意する。

カメラを搭載しないスマートグラス「Ray-Ban Meta Audio」を発表した
カメラを搭載しないスマートグラス「Ray-Ban Meta Audio」を発表した

販売は米国が先行する形で10月13日に登場するが、日本での展開時期は2027年以降になる見込みだ。

Meta本社でAIグラスのプロダクトに携わるミキ・ロスチャイルド氏によると、新しいRay-Ban Meta Audio(以下、オーディオグラス)の開発は今から約2年前に始まったという。Metaがオーディオグラスを開発した主な動機について、ロスチャイルド氏は既存のAIグラスで音声機能の利用頻度が高かったためと説明している。ならば、カメラ等の機能を省くことで、よりスリムで軽く、装着時の快適さに優れるスマートグラスをラインナップに加えられると考えた。

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編集=安井克至

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