アップルは、iPhone向けの最新ソフトウェアiOS 27の小幅なアップグレードにあたる、iOS 27.2の配信に向けて準備を進めている。iOS 27.2では、多数の新機能に加えて、いくつかの不具合修正とセキュリティアップデートが提供される。
アップルはiOS 27.2の最新ベータ版のリリースノートで、プライバシー機能「App Tracking Transparency」(ATT)の変更点を説明している。ATTは、アプリが他の企業のアプリやウェブサイトをまたいで利用者の行動を追跡(トラッキング)する前に、利用者の許可を得るよう義務づける仕組みだ。アップルによれば、ATTはEUの利用者向けに、従来の確認画面の代わりに使える拡張版の確認画面に対応した。アプリが1年ごとに改めて許可を求めることもできるようになった。
テック系ニュースサイトのTechCrunchによると、今回の変更は、ドイツ連邦カルテル庁などの競争当局が数年がかりで進めてきた、独占禁止法違反の疑いをめぐる調査を受けたものだという。
規制当局の指摘によれば、ATTはサードパーティー(アップル以外の開発者)のアプリよりもアップルを有利に扱ってきた。アップルは自社のアプリには、同意画面を出さずに、自社のエコシステム内の利用者データを使うことを認めている、というのがその理由だ。
iOS 27.2には他にも、刷新された「ヘルスケア」Appや、Siri AI(AIを組み込んだ新しいSiri)の対応言語の追加といった新機能がある。



