米国時間2026年9月23日、マーク・ザッカーバーグの純資産がグーグル共同創業者セルゲイ・ブリンを上回り、世界5位の富豪となった。メタ(Meta)が投入した消費者向けパーソナルAIエージェント「Muse」への期待がメタ株を押し上げた可能性があり、ザッカーバーグの資産は23日だけで40億ドル(約6320億円)超増えた。
ザッカーバーグの純資産40兆5744億円、ブリンを上回る
ザッカーバーグの純資産は23日、2568億ドル(約40兆5744億円)に達した。ブリンは2554億ドル(約40兆3532億円)で、ザッカーバーグが上回った。グーグル親会社アルファベットの株価は3.5%下落し、ブリンの純資産は同日午後時点で90億ドル(約1兆4220億円)超減っていた。
メタ株は23日午後2時時点で2.1%高となり、1株750ドルを超えた。ザッカーバーグの資産額は、保有するメタ株の価値に大きく左右される。2004年にフェイスブックを共同創業し、2012年に同社を上場させた後も、メタ株の約13%を保有している。ブリンはアルファベットの支配株主である。
メタ株は1カ月で34%超上昇、Muse公開後も上昇が続く
メタ株は9月8日のMuse公開後に上昇を続け、21日には約11%急伸した。過去1カ月で上昇率は34%を超え、21日だけでザッカーバーグの資産は約250億ドル(約3兆9500億円)増えた。投資家がMuseに寄せる期待が、株高を支えた可能性がある。
JPモルガンはMuseの普及を予測、公開後280万ダウンロード
Museは、一般消費者向けのパーソナルAIエージェントだ。メタによると、メール送信、商品の購入、予定の調整といった作業に対応できる。
9月22日のロイター報道によると、JPモルガンのアナリストは、Museが「ChatGPT以来、最も広く使われる消費者向けAIアプリになる可能性がある」と予測した。複数の報道機関が引用したApptopiaの推計では、Museは9月8日の公開後、280万回ダウンロードされた。
Meta Connectで新AI製品やカメラなしスマートグラス発表の可能性
ザッカーバーグは、メタがAIやスマートグラスなどの新技術を紹介するイベント「Meta Connect」で基調講演を行う予定だ。基調講演は米国太平洋夏時間9月23日16時からライブ配信される。メタは新たなAI製品を披露するとみられ、プライバシーを巡る懸念の高まりに対応した、カメラを搭載しない新型スマートグラスを発表する可能性もある。



