映画配給会社のA24は、ネイサン・フィールダー監督による注目のドキュメンタリー映画『You Can See Everything(原題)』の本予告編を公開した。本作は医療ベンチャー「セラノス」の創業者であり、詐欺罪で有罪判決を受けたエリザベス・ホームズの素顔に迫った作品だ。禁錮11年の刑に服す直前の彼女やその夫との奇妙なやり取りの一部が、今回の映像で明らかになった。
23日午前に公開されたこの予告編を経て、同作は10月16日に北米で劇場公開される予定だ(訳注:日本公開は未発表)。
公式のあらすじによると、フィールダー率いる撮影チームは、ホームズが連邦刑務所に収監される前の34日間にわたり彼女と家族への密着取材を許可された。予告編の中では、ホームズが制作陣に対し、「私がいなくなる前に、この物語を映像に残しておくべきタイミングだと思う」と語りかける音声が確認できる。
フィールダーと共同監督のランス・オッペンハイムは9月初め、コロラド州で開催されたテルライド映画祭で本作を初上映した。『ネイサン・フォー・ユー』などのコメディ作品で知られるフィールダーはこの撮影について、「自分が一体何を経験したのか、今日に至るまで正確に理解できずに苦しんでいる」と語っている。
23日に公開された2分半の短い予告編は、フィールダーがホームズに「あなたは本当に、自分は何も悪いことをしていないと思っていますか?」と問い詰める場面から始まる。これに対しホームズは「していません」と答えた。
また、予告編の最後でホームズは「誰かに泣いている姿を見られても平気になるまで、ええと、本当に長い時間がかかりました」と語り、その直後には彼女の目に一筋の涙が浮かぶシーンが映し出された。



