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2026.09.22 23:39

AIは雇用を生むのか、奪うのか 答えは誰に聞くかで変わる

Adobe Stock

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今年の夏の初め、私は数時間以内に見込み客向けのプレゼン資料を仕上げなければならなかった。しかも、見栄えのする内容でなくてはならない。AIを使ったプレゼン制作に長けた若手のウェブデザイナーを知っていた私は、彼女に資料を作り直してもらえれば、この案件を逃す心配はないと確信していた。追加料金でも、残業代でも、いつでもいいから時間を割いてほしいと申し出た。しかし電話をすると、彼女は考えてから折り返すと言った。

その日の夜、夫が家族の夕食を作っている間に、私はAIの力を借りて自分のプレゼン資料を作り直す方法を独学した。そして案件を獲得した。同時に、才能ある若きデザイナーはAIに仕事を奪われたことになる。

AIが雇用を奪うのか、それとも生み出すのかについては、これまで実にさまざまな報道がある。ソロプレナー(個人起業家)である私は、こうしたイノベーションから多大な恩恵を受けてきた。給与税の処理やオンボーディングに手を煩わせるより、GeminiやChatGPTのサブスクリプション料金を払うほうがずっと簡単だ。エージェントを面接したり、ハッピーアワーで捕まえて協力を頼んだりする必要もない。

その一方で、私はこれまで同僚に恵まれて成長してきたし、若手の才能を育てることに喜びを感じてきた。ニューヨーク・タイムズなどのレガシーメディアで培った経験を活かして独立した私にとって、部下として働いてくれた若手からは、自分自身のブランドを築くこと、SNSを使って仕事の価値を高めること、クリエイターならではの大胆さを事業構築に取り入れることなど、計り知れないほど多くを学ばせてもらった。私の子どもたちもいずれ、同じような判断を下す誰かのもとで働くことになると思うと、複雑な思いがある。

成長のサイン

だが、二者択一である必要はないと私は気づいた。実際、AIを活用してコンサルティング事業を拡大しながら、人を雇うことも可能だ。AIは事務作業を助けてくれる。しかし、同僚がもたらす創造的な発想や、彼らが実際にビジネスを取ってくるための仕事までは提供してくれない。

先週、Gustoが発表したレポートによれば、AIを積極的に取り入れている中小企業は、そうでない企業に比べて雇用のペースが速いという。実際、従業員10人未満の企業では従業員数が10%増加した。ヘルスケアと教育分野の中小企業では、チームが20%拡大している。Gustoは、こうして雇用されている人々を「実行者、つまり企業が顧客に提供する仕事をより多く生み出す人々」と表現している。彼らは直接的に生産性を向上させている。

金融系スタートアップのRampと、労働力データ企業のRevelio Labsが6月に発表したデータも同様の傾向を示しているが、両社はこれらの企業が新卒レベルの人材を採用している点にも触れている。AIのせいで子どもが一生地下室から出られなくなるのではと恐れる親たちにとっては安心できる話だ。

ただし、RampとRevelioのデータには注意すべき点もある。恩恵を受けるのはすべての企業ではないのだ。同調査は「AI導入は依然として比較的限られた企業や業種に集中している。導入企業は知識集約型セクターに偏っており、未導入の企業に比べて規模が大きく、成長が速く、技術志向が強い傾向にある」と指摘している。

より暗い予測

一方で、AIが雇用を奪う存在であることを示す、しっかりと研究されたデータも数多く存在する。スタンフォード大学のエリック・ブリニョルフソン教授は8月、広く報じられた自身の研究結果を更新し、AIの影響を受けやすい職種における22〜25歳の若年労働者の雇用は、AIの影響が小さい業界と同等のペースを維持した場合の想定水準を19%下回っていると示した。この数値は、スタンフォードが1年前にこの調査を開始した時点よりもさらに悪化している。その後、企業が従業員を増やさずに成長できることを意味する「ヘッドカウントレス経済(従業員を増やさない経済)」に関する見出しが、多くのメディアを賑わせることとなった。

しかし取材の現場では、こうした仕事を生み出している起業家たちにも依然として出会う。5月にベンチャーキャピタルのSlow VenturesとAIスタートアップのDelphiが主催したカンファレンスに参加したが、ガーメント地区の会場はクリエイターで埋め尽くされていた。クリエイターたちがAIを自らのために使いこなすスキルを高めていることが明確になった。実際、ジュリア・ベロルツハイマーは夫のトーマスとともに自身の事業「Girl Meets Glam」をAIによって10倍に成長させた。ただしジュリアは、それは運営面での話だと強調した。

「創造性はAIでは生み出せない」とジュリアは語った。

その言葉は、私の子どもたちから、私のプレゼン資料を編集するかどうか決めかねていたあのデザイナーまで、次世代に希望を与えてくれる。AIができることはたくさんある。しかしジュリア・ベロルツハイマーが思い出させてくれたように、AIにできないこともまた、たくさんあるのだ。

forbes.com 原文

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