北米

2026.09.22 13:00

トランプ政権による「メディア追放」騒動、その背後には「側近秘書」の存在か

Kevin Dietsch/Getty Images

Kevin Dietsch/Getty Images

ドナルド・トランプ大統領はCNN、MS NOW(旧MSNBC)、ポリティコの3社からホワイトハウスの記者証をはく奪する決定を下したが、その背景には、物議を醸す彼の側近ナタリー・ハープの存在があったと複数のメディアが報じた。ハープは大統領が耳にする情報に対して大きな影響力を持っていると以前から指摘されていた。

ハープが批判報道を見せた後、トランプはCNNなどを締め出し

CNNが匿名の情報源の話として報じたところによると、トランプが米国時間9月18日に報道機関の追放を実行する前、ハープは大統領にポリティコが報じた図表を見せ、彼はそれを見て激怒していたという。またウォール・ストリート・ジャーナルも、ハープがMS NOWのキャスターらによる政権批判の動画をトランプに見せたと報じている。

トランプの秘書を務めるハープは、大統領が日々目にするニュースに対して大きな影響力を持っており、彼のソーシャルメディアへの投稿を最終チェックすることも多いという。彼が現在の出来事をどう認識し、どのような内容を投稿するかを形作る上でハープが果たす役割は大きく、トランプの側近たちの間ではそれに対する懸念が高まっているという。

締め出された3社に連帯、主要テレビ局がトランプの取材を見送り

大統領の取材映像を共有する主要テレビ局で構成されるホワイトハウスのテレビ代表取材団は、週末に突然ホワイトハウスから追放され、21日にトランプ政権を提訴したCNN、MS NOW、ポリティコの3社への連帯を示すため、同日におけるトランプの取材を見送ると発表した。

CBS、NBC、ABC、CNN、FOXで構成されるテレビ代表取材団は、交代でホワイトハウスの取材を主導し、そうして撮影した映像を他の加盟各社に配信している。つまり今回の決定により、国連総会に合わせて予定されているニューヨークのゾーラン・マムダニ市長やフランスのエマニュエル・マクロン大統領との会談など、21日のトランプの動静は主要ネットワークで報道されないことになる。

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翻訳=江津拓哉

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