マーケット

2026.09.22 11:00

スマートリングのOuraがIPO条件を決定、調達額は最大約3500億円に

Timon Schneider/SOPA Images/LightRocket via Getty Images

Timon Schneider/SOPA Images/LightRocket via Getty Images

スマートリング事業を展開するOura(オーラ)がIPO(新規株式公開)の条件を決定した。売上高が前年同期比で74%増加した同社は、合計5000万株を1株あたり40ドルから44ドルで売り出し、最大22億ドル(約3500億円)の資金調達を目指す。

オーラがIPOの仮条件を設定、評価額は最大約2兆4992億円

今回のIPOにおける売り出し価格の仮条件は40ドルから44ドルの範囲に設定された。新規に発行する1350万株と、既存株主による売り出し分3650万株を合わせた計5000万株を売り出し、最大22億ドル(約3500億円)を調達する計画だ。

ロイターの試算によれば、仮条件の上限で計算した場合、潜在株式をすべて含めた完全希薄化後の評価額は156億2000万ドル(約2兆4992億円)となる。

売上高は74%増、純利益は約97億2800万円に拡大

オーラの売上高は6月末までの9カ月間で前年同期の6億9760万ドル(約1116億円)から12億1000万ドル(約1936億円)へと74%増加し、純利益も160万ドル(約2億5600万円)から6080万ドル(約97億2800万円)へと大幅に拡大した。

2025年10月にフィデリティ・マネジメント・アンド・リサーチが主導したシリーズEの資金調達ラウンドで9億ドル(約1400億円)以上を調達した際、オーラの評価額は約110億ドル(約1兆7600億円)と算定されていた。

同社は5月、米証券取引委員会(SEC)にIPOに向けた申請書類を非公開で提出している。

サブスク収入は121%増、有料会員は500万人に到達

2013年創業のオーラは、スマートリングに加え、指輪が収集したデータに基づいて健康やウェルネスに関する分析結果をユーザーに提供するサブスクリプション・サービスを展開している。

「Oura Ring 5」の価格は399ドル(プレミアム仕上げは499ドル)で、50以上の健康指標をもとにパーソナライズされた健康アドバイスを提供する「Oura Membership」は月額5.99ドル、または年額69.99ドルに設定されている。同社は過去1年間で約360万個のスマートリングを販売しており、メンバーシップの収益は2026年6月末までの9カ月間で前年同期の1億880万ドル(約174億円)から2億4050万ドル(約385億円)へと急増した(前年同期比121%増)。

6月末時点におけるオーラの有料会員数は500万人に達しているほか、同社は世界56の市場で製品・サービスを提供している。

forbes.com原文

翻訳=江津拓哉

タグ:

advertisement

ForbesBrandVoice

人気記事