経営・戦略

2026.09.27 11:15

職場の集中を奪う原因ワースト1 出社回帰で失われる業務時間の実態

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テレワークからオフィスワークへとシフトする動きが広がり、対面でのコミュニケーションや偶発的なアイデアの創出が期待されている。ただ、自宅では誰にも邪魔されずに集中できていた作業も、オフィスでは同僚の気配や会話に囲まれることになり、オフィスの居心地や働きやすさに課題を感じる人も少なくないはずだ。そんな職場の環境について、プラスがオフィス勤務者500名を対象に「つながる」と「離れる」のバランスに関する意識調査を実施し、結果を公開している。

それによると、組織のシナジーを高めるために、オフィスで周囲とのつながりから「自律的に離れられる環境」が必要だと思うかをたずねたところ、「そう思う」が33.0%、「ややそう思う」が40.8%に達し、合わせて73.8%が必要性を感じていることが判明した。出社による対面交流の価値が再認識される一方、多くの人が周囲との適度な距離感を求めている現状が浮き彫りとなった形だ。

業務中のパフォーマンスを下げる要因としては、「不意な話しかけ、中断」が36.4%で最多。次いで「背後の人通りや滞在」が18.6%、「作業や思考プロセスの覗き見」が18.2%、「周囲の会話や通話音」が18.0%と、視線や音、気配に関する項目が約2割を占めている。気軽に会話ができる環境は対面ならではの利点である反面、業務に深く集中したい場面では、予期せぬコミュニケーションが思考を妨げる要因になっていることがうかがえる。

実際、30分程度で完了するはずの作業が話しかけによって1時間以上かかってしまった経験について、「月に数回以上ある」と回答した人は47.8%に上っている。一回ごとの中断はわずかでも、頻度が増えることで積み重なるタイムロスや集中力低下は無視できないだろう。

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文=飯島範久

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